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環境保全中長期目標と実績

異常気象など気候変動に起因する影響が顕在化する中、世界の温室効果ガス削減の動きは活発化しています。地球規模の環境問題は「食料確保」や「安心安全な水の確保」にも大きな脅威を与えます。
クボタグループは、環境経営を推進しサステナブル企業として、SDGsやパリ協定などの様々な社会動向をふまえ、環境保全に関する中長期目標を策定して活動を推進しています。2016年には「環境保全長期目標2030」および「環境保全中期目標2020」を策定しました。この度、活動期間を2021年から2025年とする「環境保全中期目標2025」を新たに策定しました。これらの目標達成に向けて生産および製品開発段階において計画的に取り組みを進めています。また、クボタグループの目標項目とSDGsのゴールやターゲットを照らし合わせ、課題解決に貢献できる領域を特定しています。

環境保全中期目標2025の策定

グローバル生産拠点については、前回の「環境保全中期目標2020」で定めていた指標に加え、脱炭素社会実現に向けて再生可能エネルギー利用率の向上を目標に追加しました。また、使い捨てプラスチックによる海洋汚染が世界的な問題となっていることから、資源効率向上に関する定性目標を追加しました。その他、排水管理や生物多様性の保全についても、計画的な取り組みを促進するために定性目標としました。
製品分野では、リサイクルの推進を目的として、新規部品の素材表示に関する目標を新たに定めました。

対象 課題 取り組み項目 管理指標 基準年度 2025年度目標*9








気候変動への対応 CO2削減*1 CO2排出原単位*2 2014 ▲25%
【新規】再生可能エネルギー利用率 1%以上
省エネルギー推進 エネルギー使用原単位*2 2014 ▲18%
循環型社会の形成 廃棄物削減 廃棄物排出原単位*2 2014 ▲33%
【新規】有害廃棄物排出原単位*2,3 2019 ▲3%
再資源化率(国内) 99.5%以上を維持
再資源化率(海外) 90.0%以上を維持
資源効率向上 【新規】資源の有効利用を促進するため次の3点に取り組む
  1. 事業所内での使い捨てプラスチック削減
  2. 取引先と協働し梱包材の省資源化、リターナブル化
  3. ペーパーレス化
水資源の保全 水資源節約 水使用原単位*2 2014 ▲23%
排水管理 【新規】排水処理設備や水リサイクル設備の運用により、排水の放流先の基準に応じた適切な排水管理を行う
化学物質の管理 VOC削減 VOC排出原単位*2,4 2014 ▲42%
生物多様性の保全
(非生産拠点も含む)
事業所での
生物多様性の保全
【新規】事業所内の緑化やビオトープの設置などを通して、自然環境の保護と生物多様性の保全を推進する
社会貢献活動の推進 【新規】社会貢献活動として地域の自然環境保護や生物多様性の保全を推進する



製品の
環境性能向上
エコプロダクツの拡充 エコプロダクツ認定製品売上高比率 70%以上
リサイクルの推進 リサイクル素材使用率*5 70%以上を維持
【新規】新規部品の素材を表示し、素材情報を提供する*6
排出ガス規制対応 最新の排出ガス規制(Stage V)に対応した産業用ディーゼルエンジンを開発し、搭載製品を市場に投入する*7
【新規】最新の車両排出ガス規制に適合した車両を市場に投入する*8
  • 1 CO2排出量はスコープ1およびスコープ2を対象
  • 2 原単位は生産高当たりの環境負荷量を示し、海外拠点の生産高を円換算する際の為替レートは、基準年度の値を使用
  • 3 日本国内は特別管理産業廃棄物、海外はその国や地域の法令で定められた有害廃棄物を対象
  • 4 VOC(揮発性有機化合物)は、クボタグループでの排出量に占める割合が大きい、キシレン、トルエン、エチルベンゼン、スチレン、1,2,4-トリメチルベンゼン、
     1,3,5-トリメチルベンゼンの6物質を対象
  • 5 鋳物製品・部品(ダクタイル鉄管、異形管、機械鋳物(エンジンのクランクケース等))でのリサイクル素材使用率(%)
  • 6 対象部品は社内表示基準による
  • 7 欧州排出ガス規制(欧州 StageⅤ)相当に対応したエンジンを搭載した欧州・北米・日本・韓国向けトラクタ、コンバイン(出力帯:56kW≦P<560kW)を対象
  • 8 EPA Exhaust Emission規制(排出ガス規制)、EPA Permeation Emission 規制(燃料蒸散規制)相当に対応したガソリンエンジンを搭載したユーティリティビークルを対象
  • 9 ▲は「マイナス」を示す

環境保全長期目標2030および実績

クボタグループは、「環境保全長期目標2030」の達成に向けて、実効性の高い活動を展開するためのアプローチとして、5年ごとに「環境保全中期目標」を策定しています。

1. 気候変動への対応 13.気候変動に具体的な対策を

目標 2030年に、国内クボタグループのCO2排出量*を2014年度比で30%削減します
実績 2020年度は、国内クボタグループのCO2排出量*を2014年度比で26.3%削減しました
  • CO2排出量はスコープ1およびスコープ2を対象とし、非エネルギー起源の温室効果ガスを含みます。
  • 国内クボタグループCO2排出量の推移

2. 環境配慮性の高い製品の開発12.つくる責任 つかう責任

目標 エコプロダクツ認定製品売上高比率*を2030年に80%以上にします
2030年以降に上市する新製品はすべてエコプロダクツ認定製品をめざします
実績 2020年度のエコプロダクツ認定製品売上高比率*は、66.2%でした
  • エコプロダクツ社内認定制度で基準をクリアした製品の売上高比率
    エコプロダクツ認定製品売上高比率(%)=エコプロダクツの売上高÷製品の売上高(工事、サービス、ソフト、部品・付属品を除く)×100
  • エコプロダクツ認定製品売上高比率の推移

環境保全中期目標2020

2016年度より「環境保全中期目標2020」に向けて取り組みを進めてきました。拠点および事業部ごとに対策を立案し、事業量や事業内容の変化による影響を考慮した上で、実施計画を策定し、実行しました。2020年度は、この中期目標の最終年度でした。グローバル生産拠点では、コロナ禍により生産減となりましたが、削減対策の効果もあり、2020年度実績は、全ての指標で目標を達成することができました。製品分野においても、全ての目標を達成することができました。新たにスーパーエコプロダクツ2件を含む40件をエコプロダクツとして認定し、売上高比率は66.2%となりました。

1. グローバル生産拠点の目標

SDGs 課題 取り組み
項目
管理指標*3 基準
年度
2020
年度
目標*5
2020
年度
実績*5

進捗状況

13.気候変動に具体的な対策を
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
気候変動へ
の対応
CO2削減*1 CO2排出
原単位
2014 ▲14% ▲18.6% 生産設備や照明・空調の省エネや燃料転換、再生可能エネルギーの導入、建築物の断熱対策等を推進しています。
省エネルギー エネルギー使用
原単位
2014 ▲10% ▲15.7%
12.つくる責任 つかう責任
循環型社会
の形成
廃棄物削減 廃棄物排出
原単位
2014 ▲10% ▲28.7% 分別管理の徹底や有価物化を推進しています。
再資源化率
(国内)*4
- 99.5%
以上を
維持
99.5% 継続的な活動により従来のレベルを維持しています。
再資源化率
(海外)*4
- 90.0%
以上を
維持
91.8% 委託先の変更により、埋立処分量の削減を推進しています。
6.安全な水とトイレを世界中に
水資源の
保全
水資源節約 水使用
原単位
2014 ▲10% ▲20.8% 排水の再生利用、節水活動を推進しています。
12.つくる責任 つかう責任
化学物質
の管理
VOC削減*2 VOC排出
原単位
2014 ▲10% ▲37.7% VOCを含む塗料・シンナー類の廃止や削減を推進しています。

2. 製品分野の目標

SDGs 課題 取り組み
項目
管理指標 2020
年度
目標
2020
年度
実績

進捗状況

12.つくる責任 つかう責任
製品の
環境性能
向上
エコプロ
ダクツ
の拡充
エコプロダクツ
認定製品
売上高比率*6
60%
以上
66.2% 2020年度は新たに40件を「エコプロダクツ」に認定しました。
リサイクル
の推進
リサイクル
素材使用率*7
70%
以上を
継続
72.5%
以上
目標を超えるリサイクル素材使用率を維持しています。
排出ガス
規制対応
最新の排出ガス規制に対応した産業用ディーゼルエンジンの開発と搭載製品*8の市場投入 排出ガス規制に対応したエンジンを搭載した以下の製品*9を市場投入しました。
  • トラクタM7003シリーズ M7153:
    欧州EU規制(56kW以上130kW未満 StageⅤ)
    適合
  • アグリロボトラクタ MR1000A:
    国内特自規制(75kW以上130kW未満 平成26年規制)
    適合
  1. *1.CO2排出量は、スコープ1およびスコープ2を対象とし、非エネルギー起源の温室効果ガスを含みます。エネルギー起源CO2の算定において、電力の排出係数は基準年度の値を使用します。
  2. *2.VOC(揮発性有機化合物)は、クボタグループでの排出量に占める割合が大きい、キシレン、トルエン、エチルベンゼン、スチレン、1,2,4-トリメチルベンゼン、1,3,5-トリメチルベンゼンの6物質を対象としています。
  3. *3.原単位は生産高当たりの環境負荷量です。海外拠点の生産高を円換算する際の為替レートは、基準年度の値を使用します。
  4. *4.再資源化率(%)=(有価物売却量+社外再資源化量)÷(有価物売却量+社外再資源化量+埋立量)×100 社外再資源化量には熱回収量を含みます。
  5. *5.▲は「マイナス」を意味します。
  6. *6.エコプロダクツ社内認定制度で基準をクリアした製品の売上高比率
    エコプロダクツ認定製品売上高比率(%)=エコプロダクツの売上高÷製品の売上高(工事、サービス、ソフト、部品・付属品を除く)×100
  7. *7.クボタグループで製造する鋳物製品・部品(ダクタイル鉄管、異形管、機械鋳物(エンジンのクランクケース等))でのリサイクル素材使用率(%)です。
  8. *8.欧州排出ガス規制(欧州 StageⅣおよびV)相当に対応したエンジンを搭載した欧州・北米・日本・韓国向けトラクタ、コンバイン(出力帯:56kW≦P<560kW)を対象とします。
  9. *9.2020年度に市場投入した製品の一部を記載しています。

■環境保全中期目標2020に対する実績の推移

  • CO2排出原単位削減率の推移

  • エネルギー使用原単位削減率の推移

  • 廃棄物排出原単位削減率の推移*1

  • 廃棄物再資源化率の推移*1

  • 水使用原単位削減率の推移

  • VOC排出原単位削減率の推移*2

  1. *1.2020年度より一部海外拠点が排水量に計上していた製品洗浄後の水を洗浄工程の実態を考慮して、廃棄物に計上することに変更しました。これにともない、廃棄物排出原単位削減率および再資源化率(海外生産)を過年度に遡及して修正しています。
  2. *2.精度向上のため、2014年以降のVOC排出量を修正しました。それにともない、VOC排出原単位を過年度に遡及して修正しています。

■最新の排出ガス規制対応エンジン搭載製品(2020年度に市場投入した製品の例)

  • アグリロボトラクタ MR1000A(無人仕様)

  • トラクタ M7003シリーズ M7153(欧州)