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分解管(クラッキングコイル)

クボタのこだわり

プラスチック原料となるエチレン・プロピレンの製造に欠かせない 「クラッキングコイル」

石油化学プラントでは、エタンやナフサなどの炭化水素を高温で加熱し、熱分解することによって、プラスチックの原料となるエチレンやプロピレンを生産しています。

熱分解炉

分解管(クラッキングチューブ)とベンド等で構成されるクラッキングコイルは、熱分解炉内に設置され、原料炭化水素を水蒸気とともにコイル内に導入し、コイル外部からの熱供給によって分解温度域(800~900℃)まで加熱する工程で使用されます。その際、チューブは1100℃近い高温に曝されます。過酷な環境で使用されるクラッキングコイルには、高い耐熱性と熱効率が求められます。

熱分解炉の仕組み

より高い耐浸炭性と熱効率を目指した新技術

炭化水素の熱分解反応に伴って発生するクラッキングコイル内面へのコーキング(遊離炭素の付着・堆積)は、クラッキングコイル内の圧力損失を増大させると同時に熱伝熱効率を低下させ、熱分解炉の稼働率を低下を招きます。
またコーキングにより、母材内部に炭素が固溶する「浸炭」と呼ばれる現象が起こり、チューブ寿命の低下を招きます。

クボタは長年にわたり、主要な産業用鋳鋼製品を提供するなかで培った経験、材料開発技術や鋳造技術に加えて、独自の発想に基づいた高機能クラッキングチューブを開発。飛躍的な熱分解炉の稼働率向上と耐浸炭性向上を実現しました。

北米・中東・日本から世界にお届けする、高品質クラッキングチューブ

◆ニーズにいち早く対応
6つのグローバル販売拠点で、リアルタイムに密接なコミュニケーション。ニーズに合わせた製品を提案します。
◆高品質のクボタブランドを3拠点で製造
3つの製造拠点すべてにおいて、信頼のクボタブランドを製造しています。
◆最適な生産拠点から供給
要望される納期に合わせて、最適な拠点より製品を供給します。

グローバルネットワーク

クボタマテリアルズカナダコーポレーション(カナダ オンタリオ州) クボタサウジアラビアカンパニー(サウジアラビアダンマン市) 枚方製造所 素形材製造第一部(枚方市)

沿革

1937年(昭和12年)大阪市大正区で一般鋳鋼品の製造を開始 1952年(昭和27年)日本で初めて鋼の遠心力鋳造技術開発に製鋼、工業的規模で遠心力鋳鋼管の製造を開始 1990年(平成2年)Kubota Metal Corporation(現Kubota Materials Canada Corporation カナダオンタリオ州)設立 2010年(平成22年)Kubota Saudi Arabia Corporation(サウジアラビア ダンマン市)設立

関連製品

管内面のミキシングエレメントで高伝熱効率・内流体均一加熱を実現する、高機能クラッキングチューブ。

管内表面に強固で不活性なアルミナ皮膜を有する次世代の高機能クラッキングチューブ。

Nova社と共同開発した高い耐コーキング特性を有したクラッキングコイル。

クボタが長年培った耐熱鋼の合金設計技術を生かし、1100℃を超える高温で、高い耐浸炭特性・耐酸化性を有するクラッキングコイル向け材料。

お問い合わせ

商品、サービス、メンテナンス等について不明な点や疑問点がございましたら、各拠点情報へ直接お電話いただくか、Eメールにてお問い合わせください。またお問い合わせいただく前に、FAQなどのサポート情報をご参照いただくと解決する場合がございますので、ぜひ一度ご覧ください。

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KUBOTA REPORT 2017

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