カーボンニュートラルと資源循環が実現した未来
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カーボンニュートラルと資源循環が実現した未来

食料環境
連携が実現する
自然と調和した
持続可能な社会

生きる上で必要な食料や水、
生活を支える基盤を世界中の人々に届けること。
その土台となる環境に負荷をかけず、
自然の循環を維持すること。
そして、未来のために、
それらを持続可能にすること。
クボタスマートビレッジは、
ソリューションを連携させ、
豊かな社会と自然の循環を実現させる構想です。

クボタスマートビレッジを支えるソリューション

生活に欠かせない
持続可能なプラットフォーム

クボタスマートビレッジは、
AIやIoTなどの最新テクノロジーを駆使して、
ハードとソフトの両面から、
生活に欠かせない食料・水・環境領域の
トータルソリューションを提供する構想です。
食料の生産から流通・販売、水の浄化・再利用、
廃棄物の処理・リサイクルを実現する
持続可能なプラットフォームを構築します。

SOLUTION | 01

スマートアグリソリューション Smart Agriculture Solution

ICTとロボット技術、AIを活用し、農機自動化による超省力化と、データ活用による精密農業で作物の高品質化、生産性の向上を実現。

さらに、つくる人から食べる人まで。食に関わるすべての人・モノ・情報をつなぐプラットフォームで持続可能なフードバリューチェーンを実現。フードロスの削減にも貢献します。

SOLUTION | 02

スマートウォーターソリューション Smart Water Solution

上下水道の水インフラから河川、農業用水の管理まで。IoTで取得した水製品のデータをAIを用いて最適な形で活用。管路の管理から施設のマネジメントまで、自然災害にも強いレジリエントで持続可能な水環境インフラの構築に寄与します。

SOLUTION | 03

資源循環ソリューション Resource Recovery Solution

農業や産業活動、日々の生活で排出される廃棄物をAIで高度に選別。廃棄物から有価金属やエネルギーを回収・再利用することで環境負荷を低減し、サーキュラーエコノミーとカーボンニュートラルの実現に貢献します。

クボタスマートビレッジがめざす姿

食料環境
世界的課題を解決し、
メガトレンドに対応

食料・水・環境。
私の生活を支える土台を取り巻く世界の状況は、
より深刻に、複雑になってきています。
その中で、クボタが
解決していこうとしている課題は何か?
クボタスマートビレッジが実現する
社会の姿をご説明します。

100億人に迫る世界人口
深刻な食料問題

世界人口は2022年の80億人から、2050年に97億人、2100年までに110億人に達すると言われており*1、経済の発展と合わせて世界中の人々の生活にさまざまな影響を与えると考えられます。

*1:国際連合「世界人口推計2019年版」

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まず、食料については2050年の世界の食料需要は2010年の1.7倍になると予測されており*2、農業においても生産性の向上や効率化の需要が高まっていきます。

*2:農林水産省「2050年における世界の食料需給見通し(2019年9月)」

農家の人手不足と高齢化

しかし、食を支える農業には農家の人手不足や高齢化といった世界的な課題があります。日本においても、2010年に260万人だった農業就農人口は2019年には168万人に減少。その内、65歳以上が約7割の118万人、平均年齢は67歳となっています。*1

*1:世界銀行「Employment in Agriculture」(2019年9月データ)

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世界的な水需要の増加と
老朽化する水インフラ

また、人口増加に伴い、食料だけでなく水の需要も年々世界的に高まっており、世界の水需要は2000年から2050年にかけて、約55%増加*1すると予測されています。

*1:経済協力開発機構(OECD)「OECD Environmental Outlook to 2050(2012)」

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一方、その水を支えるインフラの老朽化が先進国を中心に、昨今課題となっています。高い水道普及率を誇る日本でも、その多くが高度経済成長期に敷設された管路であり、法定耐用年数の40年を超えた管路の割合は年々増加。アメリカや欧州でも同様の問題が生じています。*1

*1:American Society of Civil Engineers 2017 Infrastructure Report Card
*2:厚生労働省「水道行政の最近の動向等について」(令和3年12月)

クボタが着目する
4つのメガトレンド

クボタがめざす「豊かな社会と自然の循環」を実現するには、こうしたさまざまな課題とともに、世界を巻き込む大きな流れであるメガトレンドへの対応が必要であると考えています。その中でもクボタは4つのメガトレンドに着目。特に、2050年を目標としている「カーボンニュートラル」と、経済成長と資源循環を両立する「サーキュラーエコノミー」が実現された社会をめざしています。

04

クボタスマートビレッジの特長

連携循環が生み出す
新たな価値

クボタの事業領域である食料・水・環境。
これらは複雑に絡み合い、
生活に影響を与えています。
私たちは、これらを個別のものではなく、
一体のものとして捉え、
ソリューションを連携、資源を循環させ、
社会に新たな価値を提供します。

ソリューションの連携を可能にする
地上と地下、数メートルのビッグデータ

クボタは食料・水・環境領域の事業を通じて、長年に渡ってさまざまなノウハウ、データを蓄積してきました。

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農業機械の開発で培った天候、土壌、農作業などの農業分野の情報から、水質管理や水インフラ構築における水分野のさまざまな情報まで、地上と地下、数メートルの領域に存在する食料・水・環境領域のビッグデータ。

このビッグデータ同士を連携するための基盤を構築し、AIを用いて事業領域を超えた複数のソリューションで活用。

食料・水・環境を一体のものとして捉えたソリューションの連携によるシナジー効果で、新しいソリューション、新しい価値を生み出します。

ハードとソフトをワンストップで

食料・水・環境事業で長年蓄積してきた情報に加え、IoTを搭載したクボタの農業機械や水インフラ製品が、作業内容や稼働状況の最新のデータを取得。

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その情報をデータ連携基盤にフィードバックすることで、「地上と地下、数メートルのビッグデータ」を常に最新の状態に。より精緻な予測や制御を可能にしています。

データ連携基盤のようなソフトウェアだけでなく、現場で実際に稼働する機械などのハードウェアの開発・製造、そしてハードとソフトの連携。これをワンストップで実施できる私たちの強みが、クボタスマートビレッジでも活かされています。

資源を循環させ、豊かな社会と
環境負荷の軽減を両立

豊かな社会と自然の循環を両立するために、クボタスマートビレッジはさまざまな資源を循環させ、有効に活用するソリューションを提供します。

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クボタの水環境ソリューションは取水から放流まで水循環に関わり、安心・安全な水循環の基盤を提供。

IoTとデータを駆使して、水の効率的な活用と水インフラの監視・診断・制御・予測を行い、水循環の課題解決と改善に貢献します。

また、農作業や水処理などで出た廃棄物をクボタの選別・処理技術で、エネルギーや資源としてリサイクル。限りある貴重な資源を有効に活用し、環境への負荷を軽減した持続可能な社会を実現します。

クボタスマートビレッジのビジョン

命を支えるプラットフォーマー
として、
クボタは豊かな社会と
自然の循環を実現します

クボタスマートビレッジは、クボタが考える「豊かな社会と自然の循環」が実現された社会のひとつです。それぞれのコミュニティが抱える課題を一つひとつ丁寧に解決し、町、都市、国・地域、その環を少しずつ世界各地で広げていくことが人々が安心して暮らせる持続可能な社会の実現につながると私たちは考えています。

クボタは食料・水・環境という、人が生きる上で欠くことができない基盤を支える「命のプラットフォーマー」として、豊かな社会と自然の循環をめざしていきます。

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