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環境マネジメント

 クボタグループは、クボタグローバルアイデンティティや環境宣言に基づいて、各拠点・事業部門などバリューチェーン全体で業務運営を行うため、環境マネジメントシステムを体系的に整備しています。さらに、拠点・事業部門の活動形態に応じた環境マネジメントを推進しています。特に、生産拠点では、エネルギーや廃棄物などの環境負荷が大きく、大気汚染や水質汚濁のリスクがあります。それらに適切に対応するため、ISO14001やEMASをベースとした環境マネジメントシステムを構築し、決められたルールに基づいた業務運営と環境保全活動の継続的な改善に努めています。

環境法令遵守状況

 環境法令を確実に遵守して環境事故を未然に防止するために、環境保全に関して定めた規定類に従って業務を運営しています。
 排出ガス・排水・騒音・振動などについては、生産拠点ごとに法律や条例の規制値より厳しい自主管理値を設定して徹底した管理を実施し、環境関連法規制の不遵守や苦情があれば、速やかに関係行政機関と本社に報告する体制をとっています。
 また、拠点における環境保全の仕組みや活動内容が、適正に実施されているかを確認する環境監査や、環境リスクの状態を明確にして改善につなげることを目的とした環境リスクアセスメントを毎年実施することによって、環境法令違反や環境事故の防止を図っています。
 しかしながら、2018年には国内で排水の規制値超過が2件、大気法令の届出漏れが1件、廃棄物処分委託手続きの不備が3件、PCB廃液の紛失が1件、海外で廃棄物の表示不備が1件発生しました。これらについては、周辺環境への影響を調査するとともに再発防止に取り組んでいます。なお、海外で発生した廃棄物の表示不備については罰金の適用を受けました。

クボタグループの環境マネジメントシステム

 以下の図は、クボタグループの環境マネジメントシステムを体系的に示しています。


1. 環境関連規定類

 クボタグループでは、内部統制システムに基づいて、すべての連結子会社および、環境マネジメント上で重要性が高い一部の持分法適用会社を対象に、環境関連規定類を定めています。
 規定類の構成は以下のとおりです。


  • 環境保全に関する業務運営の基本事項を定めた「環境保全規則」
     - 環境保全に関する業務運営の実務を定めた業務要領
  • クボタ環境管理部(主管部門)が対応すべき事項を定めた「環境保全規程」
     - 環境保全に関するリスク管理の実務を定めたリスク管理要領  

 これらの規定類は、事業環境や法令の改定などに合わせて毎年見直しを行っています。また、グループ内のポータルサイトで最新版を掲載し、世界中の従業員が参照できるようにしています。


2. クボタグループにおける環境データの把握・管理

 当社は、グローバルで環境保全活動を実践するため、事業所におけるエネルギー使用量や廃棄物等の発生量・排出量、水使用量、VOC排出量などに関する環境データを「クボタ環境情報管理システム(KEDES)」で把握・管理しています。環境データは、把握対象である株式会社クボタおよび全て(100%)の連結子会社をカバーしています。


3. 環境監査

 国内グループの生産拠点・サービス拠点・オフィス・建設工事部門・維持管理部門および海外グループの生産拠点に対して、クボタ環境管理部が書面監査に実地監査を交えた環境監査を毎年実施しています。
 また、生産拠点では、このクボタ環境管理部による環境監査に加え、各拠点でも内部環境監査を毎年実施し、環境管理状況をセルフチェックしながら環境管理レベルのさらなる向上に努めています。


2018年度環境監査実施状況  
環境監査
KUBOTA Engine (Thailand) Co., Ltd.(タイ)
・対象・部門: 268拠点・部門  
・監査項目数: 20項目(維持管理部門)~50項目(サービス拠点)
※詳細は下表のとおり
 
・監査内容: 水質・大気管理、騒音・振動管理、廃棄物・化学物質管理、温暖化防止、異常時・緊急時対応、環境マネジメントシステム  
   
環境監査の実施状況






サービス拠点










※2





 国内グループ 監査拠点数 23 70 13社※1 90 45 9
監査項目数 45 38 49 50 35 20
 海外グループ 監査拠点数 18 - - - - -
監査項目数 35
  
  • ※1農機販社は拠点単位ではなく会社に対して実施   
  • ※2環境プラントの運転やメンテナンスを事業として行っている部門   

4. 環境リスクアセスメント

 生産拠点の環境リスクの状態を明確にし、計画的改善につなげることを目的に、有害物質の使用や環境関連設備の機能について詳細に評価する環境リスクアセスメントを毎年実施しています。
 環境監査と環境リスクアセスメントという視点の異なる2つの活動を並行して行うことにより、環境リスクの抽出精度を高め、さらなるリスク低減に努めています。


2018年度環境リスクアセスメント実施状況
・対象拠点: 37拠点(国内生産25拠点、海外生産12拠点)
・評価項目数: 252項目(水質146、大気106)
・評価対象: 水質関連設備、大気関連設備

5. 環境パトロール

 各拠点では、環境事故や環境関連法違反につながる状態がないかどうかを、拠点全体にわたってつぶさに確認する環境パトロールを実施しています。環境パトロールで、異常の原因となり得る状態を早期に発見することにより、環境リスクの低減に努めています。

 
 環境パトロールの様子
 久保田建機(無錫)有限公司(中国)
 

6. 異常時・緊急時訓練

 各拠点では、事業活動における環境リスクを特定し、リスクごとに対応手順を定めてリスクの極小化に努めています。
 さらに、環境事故が発生した場合や環境事故の原因となる事態が発生した場合を想定し、周辺環境への影響を最小限に抑えるために、対応手順に基づいた訓練を毎年実施しています。

 緊急事態対応訓練  緊急事態対応訓練
 化学物質の漏えいを想定した緊急事態対応訓練
 Kubota Baumaschinen GmbH(ドイツ)
 化学物質の漏えいを想定した緊急事態対応訓練
 Kubota Manufacturing of America Corporation(アメリカ)

7. 廃棄物処理委託先・有価物売却先の現地調査

 クボタグループの日本国内拠点では、廃棄物等(有価物含む)の適正処理推進のため、優良認定業者に処理委託先をシフトするとともに、産業廃棄物・専ら物の処理委託先、有価物の売却先の訪問調査を実施しています。
 中でも、処理委託先が多い産業廃棄物については、生産拠点、オフィス、販売会社他によるクボタグループ独自の現地調査分担制度を運用しています。生産拠点を含む複数拠点が同一事業者に委託しているケースでは、廃棄物処理に通じた生産拠点の担当者が調査を担当することで、調査の実効性を高めています。

環境教育・啓発

1. 2018年度の環境教育実績

 クボタグループ社員を対象に環境教育と意識啓発を実施しています。階層別研修、専門教育、一般教育などの従業員教育に加え、外部団体の環境教育への協力なども行っています。

分類 教育・研修 回数 受講
人数
概要
階層別研修 新入社員研修 2 146 地球・地域環境問題とクボタの環境保全活動
クボタ総合講座 1 9 地球・地域環境問題とクボタの環境保全活動
新任作業長研修 2 37 クボタの環境管理と作業長としての取り組み
新任職長研修 1 15 クボタの環境管理と職長としての取り組み
経営幹部向け安全・環境・品質フォーラム 1 380 古澤 登氏(安全と人づくりサポート 代表)による講演
「安全・環境・品質は企業活動の根幹」であり、マネジメントそのもの
専門教育 環境管理基礎 1 11 法規制、環境リスク、環境保全などの基礎知識
廃棄物管理 2 44 廃棄物処理法と処理委託契約・マニフェスト演習など
環境関連施設管理 1 6 公害防止技術と公害防止関連法
ISO14001 環境監査員養成 1 32 ISO14001規格・環境関連法と監査技法
一般教育 国内拠点環境教育 2 80 クボタの環境管理の取り組み
14 760
外部団体の
教育への協力
宇都宮市主催「環境にやさしい
工場見学会(小学生・幼児対象)」
1 55 環境教育と宇都宮工場施設見学

   
 環境管理基礎研修
 (受講者:拠点の環境管理担当者)

2. 環境功績賞

 クボタグループでは、環境保全に顕著な貢献があったグループ・個人の活動功績を讃えるとともに、グループ社員の環境保全意識の高揚と環環境保全活動の活性化を図ることを目的に、毎年6月の「環境月間」に環境功績賞の表彰を行っています。
 2018年度は、生産拠点、非生産拠点、製品開発の3部門を対象とした環境保全活動について評価を行い、省エネルギー、廃棄物削減、VOC削減、環境リスク削減、環境配慮製品の開発などで成果のあった22件を表彰し、うち1件を優秀賞としました。
 今後も、地域や地球環境保全に貢献する優秀な活動を表彰し、その内容をグループ内で共有することを通じて、環境保全活動の活性化を図ります。


2018年度環境功績賞 優秀賞
対象 会社・所属 テーマ
生産拠点 SIAM KUBOTA Corporation Co., Ltd.
アマタナコン工場(タイ)
塗装工程改善による化学物質(VOC)使用量の削減
2018年度環境功績賞 受賞一覧
対象 区分・件数 対象 区分・件数
生産
拠点
優秀賞1件、奨励賞10件、努力賞3件 製品開発 奨励賞5件
非生産
拠点
奨励賞3件

環境マネジメントシステム認証取得状況

 クボタグループでは、すべての生産拠点を対象にISO14001または同等の環境規格(EMAS等)の認証を取得することを規程しています。
 2018年度末現在、グローバルの取得状況は55拠点のうち41拠点(取得率75%)となります。国内生産拠点では、23拠点のうち22拠点(取得率96%)がISO14001の認証を取得しています。また、海外生産拠点では、32拠点のうち19拠点(取得率59%)がISO14001などの環境マネジメントシステムの認証を取得しています。今後も継続して認証拡大を進めていきます。

1. ISO14001認証

クボタ
No 拠点・
事業ユニット
認証に含まれる組織・
グループ会社
主要製品・
サービスなど
審査
登録
機関
認証取得
年月日
1 筑波工場
  • 東日本部品センター
  • 農機サービス第一部
    筑波研修センター
  • 関東クボタ精機(株)
エンジン・農業機械など LRQA 1997年
11月28日
2 京葉工場
  • 市川工場
  • 流通加工センター
ダクタイル鉄管・異形管・
スパイラル鋼管
LRQA 1998年
7月16日
3 阪神工場
  • 丸島分工場
ダクタイル鉄管・異形管・圧延用ロール・ティーザクス LRQA 1999年
3月5日
4 久宝寺事業センター
  • クボタ環境サービス(株)
  • クボタメンブレン(株)
  • (株)クボタ計装
計量機器・計量システム・精米関連製品・廃棄物破砕機器・液中膜ユニット・金型温調機など DNV 1999年
3月19日
5 枚方製造所   鋳鋼・セラミック関連
新素材・建設機械
LRQA 1999年
9月17日
6 恩加島事業センター   産業用鋳鉄製品 JICQA 1999年
12月22日
7 堺製造所・堺臨海工場   エンジン・農業機械・
小型建設機械など
LRQA 2000年
3月10日
8 滋賀工場   FRP製品 JUSE 2000年
5月18日
9 環境プラント事業ユニット
  • 新淀川環境プラントセンター
下水処理・汚泥処理・浄水処理・用排水処理施設・ろ過膜ユニット ICJ 2000年
7月14日
10 ポンプバルブ事業ユニット
  • クボタ機工(株)
下水処理・浄水処理施設、
バルブ・ポンプ・ポンプ設備
LRQA 2000年
7月14日
11 宇都宮工場
  • 農機サービス第一部宇都宮研修センター
田植機・コンバイン LRQA 2000年
12月8日
グループ会社(国内)
No 会社名 認証に含まれる組織・
グループ会社
主要製品・
サービスなど
審査
登録
機関
認証取得
年月日
1 日本プラスチック工業(株)
  • 本社工場、美濃工場
合成管・プラスチックシートなど JSA 2000年
10月27日
2 (株)クボタ工建   土木構造物・建築物の設計・施工 JQA 2000年
12月22日
3 クボタ環境サービス(株)   上水・下水・埋立て処分・し尿・ごみのプラント施設の設計・工事および維持管理 MSA 2002年
11月20日
4 (株)クボタケミックス
  • 栃木工場
合成管・継手 JUSE 2003年
3月27日
(2011年
統合認証)
  • 堺工場
  • 小田原工場
  • (株)九州クボタ化成
5 クボタ空調(株)
  • 栃木工場
セントラル式空調機器・ヒートポンプ空調機器 JQA 2004年
8月27日
6 クボタ精機(株)   油圧バルブ・油圧シリンダ・トランスミッション・油圧ポンプ・油圧モーターなど LRQA 2007年
3月17日
7 クボタ化水(株)   環境保全プラントの設計・施工
および維持管理
BCJ 2010年
2月1日
8 (株)管総研   水道事業支援パッケージソフト
ウェア
JCQA 2014年
4月14日
グループ会社(海外)
No 会社名 主要製品 審査
登録
機関
認証取得
年月日
1 SIAM KUBOTA Corporation Co.,Ltd.[Headquarters]
(タイ)
小型ディーゼルエンジン
・農業機械
MASCI 2003年
2月28日
2 P.T. Kubota Indonesia(インドネシア) ディーゼルエンジン・
農業機械
LRQA 2006年
2月10日
3 Kubota Materials Canada Corporation(カナダ) 鋳鋼製品・ティーザクス SGS
(米)
2006年
6月15日
4 KUBOTA Precision Machinery (Thailand) Co.,Ltd.(タイ) トラクタ用機器 LRQA 2015年
8月5日
5 Kubota Manufacturing of America Corporation(アメリカ)
(Kubota Industrial Equipment Corporation(アメリカ)
含む)
汎用トラクタ・
小型トラクタ・
トラクタ用インプル
メント
BSI 2012年
9月20日
(2015年統合)
6 SIAM KUBOTA Corporation Co., Ltd.[Amata Nakorn]
(タイ)
トラクタ・コンバイン BV 2012年
9月27日
7 KUBOTA KASUI VIETNAM Co., Ltd. [Bac Ninh](ベトナム) 水処理用化学薬品 BSI 2013年
1月18日
8 久保田三聯ポンプ(安徽)有限公司(中国) ポンプ CCSCC 2013年
5月29日
9 久保田農業機械(蘇州)有限公司(中国) コンバイン・田植機・
トラクタ
SGS 2013年
11月13日
10 久保田建機(無錫)有限公司(中国) 建設機械 CQC 2014年
12月11日
11 SIAM KUBOTA Metal Technology Co., Ltd.(タイ) エンジン・トラクタ用
鋳物
BV 2014年
12月19日
12 久保田発動機(無錫)有限公司(中国) ディーゼルエンジン SGS 2015年
3月22日
13 KUBOTA Engine (Thailand) Co., Ltd.(タイ) ディーゼルエンジン LRQA 2015年
7月3日
14 Kubota Saudi Arabia Company, LLC(サウジアラビア) 鋳鋼製品 TUV 2016年
9月30日
15 Kubota Farm Machinery Europe S.A.S(フランス) トラクタ BV(仏) 2017年
2月20日
16 KUBOTA KASUI VIETNAM Co., Ltd. [Binh Duong](ベトナム) 水処理用化学薬品 BSI 2018年
5月22日
17 Kverneland Group Manufacturing Lipetsk(ロシア) トラクタ用インプルメント Russian
Register
2018年
6月6日
LRQA: Lloyd's Register Quality Assurance Limited(イギリス)   MASCI: Management System Certification Institute (Thailand)(タイ)
DNV: DNV Certification B.V.(オランダ)   SGS(米): Systems & Services Certification,a Division of SGS North America Inc.(アメリカ)
JUSE: (財)日本科学技術連盟 ISO審査登録センター
ICJ: Intertek Certification Japan Limited   TÜV: TÜV Rheinland Cert GmbH(ドイツ)
JICQA: 日本検査キューエイ(株)   SGS: SGS United Kingdom Limited(イギリス)
JSA: (財)日本規格協会   BSI: BSI Assurance UK Limited(イギリス)
JQA: (財)日本品質保証機構   BV: Bureau Veritas Certification Holding SAS - UK Branch(イギリス)
MSA: (株)マネジメントシステム評価センター   CCSCC: China Classification Society Certification Company(中国)
BCJ: (財)日本建築センター   CQC: China Quality Certification Centre(中国)
JCQA: 日本化学キューエイ(株)   BV(仏): Bureau Veritas Certification France(フランス)

2. EMAS認証

グループ会社(海外)
No 会社名 主要製品 審査
登録
機関
認証取得
年月日
1 Kubota Baumaschinen GmbH(ドイツ) 建設機械 IHK 2013年
1月3日
IHK:  Industrie- und Handelskammer fur die Pfalz(ドイツ)

関連情報

クボタグループの製品・サービス、そして社会に対する使命・役割を様々なメディアでご紹介いたします。

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KUBOTA REPORT 2017

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