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東日本大震災復興支援の主な取り組みについて 2018年度(2018年1月~2018年12月)の記録

株式会社クボタ
東日本大震災 支援・復興対策本部事務局

特別授業(鉄コーティング直播栽培の技術習得)

【「鉄コーティング直播」特別授業を実施しました】

宮城県農業高校(以下宮農)・福島県立磐城農業高校(以下磐農)では、それぞれ2012年と2013年より「鉄コーティング直播技術」を利用した実習のお手伝いをしています。
苗を育て、田植えをする従来の方法に変えて、鉄粉でコーティングした種もみを直接、田んぼに播種する農法です。

①「土づくり特別講座」「コーティング実習」

実施日
1月29日(月)、3月27日(火):宮農(農業科作物専攻2年生66名、1年生8名)
3月15日(木)、4月20日(金):磐農(園芸課作物専攻1年生30名、3年生9名)
内容
土づくりが以前と大きく変わった要因について講義で学び、それを踏まえた上で、田畑の土がどのように出来るのか、「理想の土」とはどんなものかなどについて、イラストなどを用いて、分かりやすく説明を受けました。

  • 講義の様子

  • 講義の様子

②「直播実習」

実施日
5月10日(木):宮農(農業科作物専攻2年生7名)
5月18日(金):磐農(園芸科作物専攻3年生9名)
内容
鉄コーティングされた種もみを、生徒自身が直播機を運転し、播種していきました。

  • 播種の前に圃場の状態を確認

  • 初めての運転!

③「中間管理」

実施日
7月 9日(月) :宮農(農業科作物専攻2年生7名)
7月27日(金):磐農(園芸科作物専攻3年生5名)
内容
稲の生育状況を観察しながら栽培方法を学ぶものです。
苗が葉や茎を増やしていく「分げつ」の仕組みや、根の成長の様子を観察し、稲が成長するために必要な水管理の方法などを学びました。
2014年より追加したカリキュラムで、より詳しく稲の生育状況を学ぶことができました。

④「収穫実習」

実施日
10月15日(月):磐農(園芸科作物専攻3年生8名)
10月18日(木):宮農(農業科作物専攻2年生8名)
内容
両校ともに強い台風の影響で稲が倒され、コンバインでの収穫は難航しましたが、磐城農業高校は、福島県の奨励品種「天のつぶ」を、宮城県農業高校は、宮城県の奨励品種「つや姫」「まなむすめ」に加え、酒米品種「蔵の華」を無事に収穫しました。

  • 強い台風の影響で倒れた稲

  • 収穫の様子

特別授業

【農業機械メンテナンス見学・試乗特別講座を開催】

震災により校舎や実習棟に壊滅的な被害を受け、仮設の校舎・実習棟での授業を強いられていた宮城県農業高校(以下宮農)が新校舎に移ったことを機に、特別講座の内容を一新。
農業機械科の生徒を対象に、農業機械の試乗会やサービス・メンテナンス風景の見学を実施しました。

実施日
10月25日(木):宮農(農業機械科2年生39名)
内容
①農業機械についての基礎知識講座
②サービス・メンテナンスの見学
③クボタアグリサービス敷地内での農業機械の試乗体験

  • 国内最大のトラクタを体感

  • 直進キープ機能に驚き

実業高校・農業支援

【「SUN!SUN!そば」プロジェクトを実施しました】

実施日
3月11日(日)
内容
「3.11なとり・閖上追悼イベント2018」で、収穫したそばを使ったそば打ちイベントを実施しました。
当日は、300人近い方々がお越しになり、皆様にそばを振る舞いました。

  • そばを打つ生徒

  • 配布したそばを食べる参加者

次世代育成

【スポーツを通じた復興支援を実施しました】

実施日・場所
6月22日(金)鵜住居小学校
内容
鵜住居小学校は震災で津波の被害にあい、現在は高台に校舎が新設されています。
"ラグビーのまち"と呼ばれ、2019年ラグビーワールドカップの会場にもなっている釜石市で、ラグビーを通して子供たちを笑顔にしようと、スピアーズ(http://www.kubota-spears.com/)の選手がタグラグビーを教える授業を実施しました。
クリニックの後は、津波被害から間一髪逃れ、現在は語り部としても活動しておられる、宝来館の女将から当時の話を聞いたほか、震災当時の避難道を案内して頂きました。

  • タグラグビーをする子どもたち

  • 宝来館の前で集合写真

  • 震災当時に逃げた道を歩く

  • 女将にサイン入りジャージを贈呈