農村発展に向けた取り組み

- 水・環境分野での活動
水インフラ整備を通じて、貧困が拡大する農村部の発展に貢献しています
世界有数の農業大国であるインドでは農村部の貧困が深刻化しており、特に水インフラにおいては、一部の農村地域の世帯では水道管による安全な水の供給が行われていません。そのような問題に対して、Kubota Agricultural Machinery Indiaは飲料水としての井戸の修復作業や飲料用浄化プラントを設置。農業従事者が安心・安全に暮らしていくための支援を行っています。
人口の6割以上を農業従事者が占めるインドでは、農業従事者と富裕層の経済格差の広がりが問題となっています。水インフラにおいても、国や地域の人々の努力によって整備が進んでいるものの、まだまだ十分とは言えず、農村部の8割以上の世帯が水道管による安全な水の供給を受けられていません。
事業活動を通じて「食料・水・環境」の課題解決に寄与するクボタグループにとって、こうした農業・農家の問題は他人事ではありません。インドの農業の持続可能な発展のためにも、また人々の安心・安全な暮らしのためにも、Kubota Agricultural Machinery India Pvt., Ltd.(以下KAI社)では、国際的な社会奉仕団体である国際ロータリーと協力し、農村部の水インフラの整備等を支援しています。
2019年には、インド中西部のマハラシュトラ州にある農村において、安全な水にアクセスするための井戸の修復作業(直径約30フィート、深さ180フィート以上)とその費用を負担し、飲料用浄化プラントも設置しました。これにより、年間を通じて安全で十分な飲料水が供給できるようになりました。
2028年には15億人に達し、中国を抜いて世界最大の人口大国になると予測されているインド*において、農業の機械化・高度化はもちろん、世界有数の農業大国を支える農村部の環境支援も必要不可欠です。KAI社は、社会の期待に応える企業として、これからも「食料・水・環境」をテーマにした社会貢献活動に積極的に取り組んでいきます。
- United Nations Population Division(国連 人口部)予測