農業の技術や経営スキルを学べるオンライン講座を提供

- 食料分野での活動
農業の技術習得や経営スキルの向上を促進するオンライン講座を提供しています
コロナ禍の影響で失業した人々を支援するため、また持続可能な農業経営をサポートするため、タイのクボタグループ各社は農業に関する技術や知識を習得できるオンライン講座を提供しました。
他国と比べて著しく低い失業率が12年ぶりの高水準に達するなど、タイでは新型コロナウイルスの影響により失業者が急増しました。Siam Kubota Corporation Co., Ltd.(以下SKC社)は失業者を支援するために、労働省の技術開発局やパートナー企業と協力し、オンライン学習講座「KUBOTA Agri e-Learning」を開発しました。同講座は2021年3~9月の期間、失業者や農業に関心がある人たちを中心に、3,427人に無償で提供されました。
「KUBOTA Agri e-Learning」では、農業機械の運転研修プログラムと、高品質の野菜や果物の栽培を専門とするChia Tai Company Limitedと共同で開発した初級農家プログラムが用意されています。農業機械の運転研修プログラムは入門編とプロドライバー養成編からなり、プロドライバー養成編を終えると技術開発局から認定を受けたプロのドライバーとして就農することが可能になります。
また、Siam Kubota Leasing Co., Ltd.(以下SKL社)は、農家を対象とした「SKL Sponsorship」というプログラムを通じて、持続可能な農業経営に役立つビジネススキルやチームマネジメントスキル、マーケティングの知識やコスト削減ノウハウを無料で提供しています。2020年8月からスタートしたこのプログラムには計10人が参加し、ここで得た知識やスキルを農業経営に役立てています。
クボタグループは、今後もタイの農業従事者の支援や農業の持続的な発展につながる取り組みを推進していきます。