学校給食のための農業プログラムの支援

- 食料分野での活動
タイ王室プロジェクトを通じて、子どもたちの食の問題を支援し続けています
次世代を担う子どもたちの健やかな成長と未来の可能性を拡げるため、Siam Kubota Corporationは、タイ王室プロジェクトに参画し、食料の寄付や農業技術の提供を通じて貢献しています。
2015年に国連で採択された国際目標であるSGDsのゴールのひとつに「飢餓をゼロに」があります。世界には約8.2憶人*が飢餓に苦しんでおり、栄養が不足した食事は子どもたちの成長に悪影響を与えるといわれています。このような中で、タイではマハ・チャクリ・シリントーン王女が1980年に立ち上げた「学校給食のための農業プログラム」が始まり、長きにわたってタイの子どもたちの生活の質の改善活動が進められています。
事業を通じて人々の生活の質の向上に貢献してきたSiam Kubota Corporation Co., Ltd.(以下SKC社)は、より良い食事の提供が子どもたちの身体的、精神的、学習的な支援につながるという考えから、2015年より本プログラムを支援。年3回、小学生を対象に行われる本プロジェクトは、1.各学年に応じた栄養豊富な昼食の提供、2.教師、生徒、保護者に向けた農業、栄養学、加工食品、食品保存の知識の提供、3.将来のための農業技術の奨励の3つを目的としています。
SKC社とその従業員によるお金、米、肥料、野菜の種、農機具の寄付に加え、教師、生徒、保護者と一緒に学校の敷地内で畑を耕し、収穫した野菜を昼食に加工することに取り組んでいます。この活動を通じて、彼らの食事の問題を改善するだけでなく、将来のキャリアにも貢献しています。
子どもたちの健やかな成長は、国の発展において重要な力となります。SKC社は、次世代を担う子どもたちの暮らしや教育の支援を通じて、タイ農業の基盤を構築し、持続可能な国や社会の発展に貢献し続けていきます。
- 世界の食料安全保障と栄養の現状2019年報告 (FAO)