PROFILE
入社後、CTL(コンパクトトラックローダ)の開発に携わることになり、今日まで機械全体の動作を管理するECU(Electronic Control Unit)の制御ソフトウェア開発を担当中。
前職の業界:電気機器
2019年入社
入社後、CTL(コンパクトトラックローダ)の開発に携わることになり、今日まで機械全体の動作を管理するECU(Electronic Control Unit)の制御ソフトウェア開発を担当中。
前職はデジタルカメラなどのデジタル家電製品における動画関係のソフトウェア設計開発で、仕事にはある程度やりがいを感じていました。しかし、30代後半へと年齢を重ねていくにつれ、「もっとユーザーの要望に応える製品開発ができないか?」「自分の人生で大きなチャレンジができるのは今しかないから、やらないときっと後悔する」といった思いが湧いてくるようになり、転職を決意しました。クボタへ入社を決めた理由は、社を挙げて世界的な課題である「食料・水・環境」の分野に貢献している点と、長期的な製品開発に取り組んでいける点、最新のアイデアや技術に向かってチャレンジできるチャンスが多い点などに惹かれたからです。
入社以来一貫してCTL(コンパクトトラックローダ)の動作を管理するECU(Electronic Control Unit)の制御ソフトウェアを開発しています。クボタがCTLを初めて北米市場に投入したのは2010年でまだ歴史が浅く、現在市場で販売されている製品には必要最低限の電子制御が施されている状況です。これを進化させるために、よりよいユーザビリティの実現と多機種への展開、建設機械の自動運転化などを目標に置いて日々開発に当たっています。そうした仕事で感じるおもしろさは、機械の操作仕様や開発環境に対して自ら新しい提案を行うことができ、またそれを実現していける点。「こんな機能があったらいいな…」という理想を確かな形にしてゆくモノづくりに大きなやりがいを感じています。
入社してすぐに建設機械の運転技能講習を1週間ほど受講し、建設機械の知識と実技を初歩から学ぶとともに、整地・運搬・積込み用および掘削用機械の運転資格を取得しました。それと並行して実施された3日間の建設機械事業部の導入研修で、前職ではあまり関わることがなかった営業・サービス・製造各部門の業務紹介を受け、また堺と枚方にある製造ラインも間近で見学。自分がこれから制御ソフトウェアを通じて動かそうとしている機械の規模や迫力、仕事のスケール感を目の当たりにし、衝撃を受けたことを今もよく覚えています。
確実に成功するかわからないことでも、まずはチャレンジさせてもらえる空気感がとても心地よく感じます。周りにも同様の感覚を持つ人が多いせいか、専門外の知識に関する質問に対して誰もがていねいに教えてくれるのを非常にありがたく感じています。また労働環境についてのルール遵守が徹底しており、仕事とプライベートをしっかり両立できる点も大きな魅力と思っています。さらに、これは現在所属する部門に当てはまることですが、キャリア採用の人の割合がかなり高く、会社生活のことで困ったことが出てきた場合に何かと相談がしやすい環境もクボタらしいと言える気がします。
まずは入社当時からずっと自分が開発に携わっているCTLの市場投入を実現し、機械に対するお客様の反応までを見届けたいと思っています。その後は、まだ明確になっていないお客様目線での課題や開発環境についての課題を明らかにして1つ1つクリアしていき、よりお客様が使いやすい機械を作って社会に貢献したいと考えています。そうした結果、多くのスキルと経験を積んで自分のキャリアを高め、同時にクボタの建設機械の世界シェアを高めることができれば、技術者としてこれ以上ない達成感を味わうことができると信じています。
現在、勤務地の近隣にある大仙公園(世界遺産)の近くに住んでおり、公園内が最適なランニングコースになっているため、週1回以上、毎回10km走破を目標にランニングをしています。早朝の公園の新鮮な空気を吸い、帰りに喫茶店でおいしいコーヒーを飲むのが休日の定番の過ごし方になっています。