ワークライフバランスを考えて
クボタへ転職。IoTを活用
鋳物製品の品質向上へ奮闘中。
生産技術

H.M.

前職の業界:鉄鋼
2019年入社

PROFILE

入社後、恩加島事業センターのエンジン・トラクタ用鋳物製造ラインの鋳物品質改善に携わる。2020年、同ラインにおけるIoTプラットフォーム構築に従事。2021年に異動し、新規センシングデータを活用したデータ分析、製造部門への品質改善提案に取り組んでいる。

INTERVIEW.01

転職のきっかけと
クボタへの入社理由

ワークライフバランスを改善したいと考えて転職を決めました。前職では溶鋼製造工程の生産技術を担当していましたが、業務負荷が高く、休日は休養が中心となり、家族と活動的な時間をもちたいと思ったことがきっかけです。クボタへの入社を決めた理由は、ワークライフバランスを改善できる上に、前職で磨いた材料製造プロセスの生産技術に関する専門性や品質改善の経験を活かせると考えたから。クボタは社会と人々の暮らしを支える最終製品を製造しているメーカーなので、自分自身の視野を広げられるとともに社会に貢献するやりがいを感じながら仕事ができるとも思いました。

INTERVIEW.02

現在の仕事について

入社以来、恩加島事業センターの鋳物製造ラインにて、IoTの活用によるモノづくり力向上の取り組みを進めています。目標としているのは、エンジンなどに使用する鋳物の品質を高めるための製造条件の最適化。IoTを導入することで製品1個単位での品質と製造条件の関連付けが可能となり、各種データ収集ができるようになります。鋳物製造ラインにおけるIoT導入は鋳物業界全体でも事例が少なく、入社してすぐに先進的な取り組みに携わることができて、とてもやりがいを感じています。現在はデータ分析を継続中で、製品不良と製造条件との関係性も徐々に判明してきています。今後は分析結果をさらに精査して、製造条件の最適化やばらつき低減活動を製造部門とともに推進していく予定です。

INTERVIEW.03

入社後に受けた
研修や教育について

入社後、上司から鋳物工場と製造ラインの概要、新規センシング装置と従来の測定方法へとの対応、理論とデータ分析結果との対応などについて、現場でていねいに説明してもらいました。それによって鋳物製造プロセスやデータ分析の進め方に対する理解を深めることができました。また、鋳物砂(鋳物鋳造の鋳型に用いる原料)の特性を学ぶ実習を受けたことで製造ラインでの鋳型性状に関する理解が進み、実際のデータ分析に大いに役立っています。さらにデータ分析手法については、外部セミナーに積極的に参加することで、実際の製造現場での改善提案に関する知識を増やすことができています。

INTERVIEW.04

転職して実感した
クボタの魅力やクボタらしさ

私が感じている「クボタらしさ」は、一人ひとりの社員の特長を活かして業務を進める風土があること、また個々人のそれまでの経験に関わらずさまざまな仕事を任せてくれることです。現在私が担当している品質改善業務では、現場作業長が出したアイデアを具現化するシステム案を製造部門の関係者へ提示することがあるのですが、よいものはすぐに採用しようという雰囲気があります。

INTERVIEW.05

クボタで実現したいこと

今後はエンジンやトラクタ用鋳物製品の高機能化・複雑化が進み、高耐久性も重要になると見込まれます。また、農機だけでなく水環境事業本部の製品においても、お客様の求める品質レベルが一層高くなることが予想されます。それらの課題に確実に対応するために、私はクボタグループにおける材料製造プロセスの品質をつくり込む技術の向上に取り組みたいと考えています。現在のIoTを使った取り組みで得た知見やシミュレーション技術をフル活用し、製品・プロセス設計段階から関係部門と協力し合ってその技術を実現したいと考えています。

PRIVATE

休日の過ごし方

クボタに入社してから仕事と休みのメリハリがつき、休日は家族とよく出かけるようになりました。子どもと目一杯遊ぶことで気分が切り替わり、休み明けは仕事に対するモチベーションがグンと高まっています。

※本記事の内容および所属名称は2021年3月取材当時のものです。
現在の情報とは異なる場合があります。
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