TALK 03

技術の深淵に向かって
全力で打ち込める
それがクボタの開発の大きな魅力

PROFILE

次世代技術研究ユニット 解析センター 第四チーム
2014年入社
建築学専攻 修了
次世代技術研究ユニット 解析センター 第三チーム
2014年入社
応用化学専攻 修了
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TALK03

ニッチで専門性の高い
研究開発に傾注

お久しぶりです。職場のある場所が離れているから普段はなかなか会う機会がないけど、今はどんな仕事をしているんですか?

ポンプやバルブ、鉄管、水処理機器など、水環境製品の開発や設計に活かす流体のシミュレーション研究を行っています。コンピュータ上で水などの流体の流れを計算し、実物を使った実験結果と比較しながらシミュレーションの精度を高めていくような。流体の流れは機器類の性能に大きく影響するため、詳しくシミュレーションできれば製品開発を正確かつ迅速に進めることができるんですよ。Iさんは?

私は農業機械や建設機械の振動・騒音に関するさまざまな技術課題に取り組んでいます。簡単に言えば、機械が動くときに必ず発生する振動や騒音を、いかに少なくできるかの研究ですね。現在開発が進行中の機種の課題解決から、5年先、10年先を見据えた先端的なシミュレーションや計測の技術にまで幅広く携わっていて、結構毎日忙しくしている状況です。ただ、入社7年目の今も技術的にまだまだ分からないことがたくさんあって苦労していますよ。

未知の部分が多くて困難が連続するのは流体分野も同様です。新しいシミュレーションの技術もどんどん進化していて、それについていくだけで大変。実際、自分が計算したデータと実験データに差が出ることも度々で、どうやってシミュレーションの信頼性を高め、実機の開発にうまく活用してもらおうかと懸命になっている最中です。思えば、私たち二人が携わっているのはクボタの研究開発の中でもかなり特殊といえる分野ですよね?

そうかもしれません。同じ部門の開発メンバーも少数の上、日々の研究テーマ自体、自分で考えて取り組んでいくことのほうが多いですしね。例えば、機械を直接作っている技術部門の方と話をしていて耳にした「こんなことができたらいいんだけど…」というひと言をヒントに、振動・騒音の観点から次に求められる技術を探っていったりとか。

私も技術部門の人が話していた何気ない要望が次の研究テーマにつながることはよくあります。たぶん、シミュレーションの到達目標や結果の正当性を模索しながら、次代の製品づくりの重要な解答を導き出そうとしているのが私たちの仕事の共通点なんでしょう。

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苦労と楽しさを併せ持つ
仕事に充実感

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今の仕事はもともと希望していた分野だったんですか? 私は大学時代に音が出るメカニズムの研究をしていて、その延長線上で現在の研究開発に携わっている感じなんですけど。学んだ知識をクボタの多彩な農機や建機に活かせればと考えて。

学生の頃は熱交換器などに利用する流体について研究していたので、仕事で流体分野をさらに深掘りしたい気持ちはありました。クボタは農機などのほかに上下水など水処理に関する事業も展開していたし、私も自分の持つ力をいろいろな面で発揮できそうに思い入社したんです。

しかし、実際に仕事をしてみると学生時代に覚えた研究知識はかなり狭い範囲だったことを実感しませんか?

まさにその通り。自分がそれまで習い覚えたことは本当に基礎でしかなくて、入社してからはずっと「学んだ技術」を「使える技術」にするための新しい勉強の連続であることを痛感しています。その分苦労もするし、やりがいも大きいんですけどね。

ものすごく悩んだ末に、確かな結果を出せるとムチャクチャ嬉しくないですか?私は3年くらい取り組み続けた騒音対策のテーマがあって、それを解決できたときはこの上ない達成感を感じたんです。自分が手掛けた解析技術はスゴイ!と、あらためて思えましたし。

何度もトライ&エラーしてシミュレーションが実験と合致し、実機開発に活用されるときはいつも喜びで胸がいっぱいになります。この先はAIなどの先進技術を使って解析をさらに高速化できると思うし、開発現場からの早期のシミュレーション要望にも今まで以上にスピーティーに応えられるはずだから、楽しみで仕方がないですね。

私も新しい技術には以前から強い興味を持っているので、振動・騒音に関して世界の最先端を行く技術を調べたり、触れたりできるのが一番楽しい。そうした場とチャンスが十分にある今の職場は、ありがたい限りなんですよ。

同感です。私の職場でも新しい技術にどんどんチャレンジできる上、行き詰まったようなときは周りの先輩社員が自分の手を止めてまで協力してくれますから。クボタはじっくり研究に打ち込める体制や文化があることは間違いないですよね。

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互いに通じ合う
「研究分野を極めたい」思い

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最後に同期として参考にしたいので、将来どんなエンジニアになりたいとか、クボタで目標にしていることがあれば聞かせてほしいんですが。

一番は「農業機械や建設機械が発する振動・騒音は大きいもの」というイメージを払拭することです。それを実現して、お客様に感動してもらえるような製品を開発していきたい。もう一つ、新人の頃に当時の部門長から「世界最高レベルの振動・騒音の技術者を目指しなさい」と言われたことがずっと頭に残っているので、そうなれるよう突っ走っていきたいですね。Tさんは?

まずは流体シミュレーションを今以上にもっと開発や設計部門に使ってもらえるような、確たるシミュレーション技術を獲得して展開することです。流体は機械自体の構造や、Iさんが手掛けている振動・騒音とも絡む部分があるので、長期的にはそれらの幅広い技術もきっちりわかる流体のスペシャリストになりたいとも考えています。

ということは、お互いに今の仕事を極めてその分野の第一人者になりたいというわけですね。目標達成まではなかなか辛い道のりになりそうだけど一緒に頑張っていこう。

同じ研究に興味を持つ後輩社員が入社してくれると大きな刺激をもらえそうだから、きっとグンとステップアップできますよ。

そのためにも、よりたくさんの学生さんが今日の私たちの対談を見てくれることに期待しましょう!

KUBOTA REPORT 2017

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