TALK 01

女性エンジニアへの
周到なサポート体制で
不安なく育児と仕事を両立できる環境

PROFILE

システム開発第一部 情報通信グループ(グループ長)
1996年入社
精密工学科 卒業
システム開発第一部 情報通信グループ
2012年入社
電気電子工学専攻 修了
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TALK01

電気系出身者が
存分に
活躍できる
フィールドがある

KさんがICT(情報通信技術)の農業・農機への適用を研究開発する当グループに配属になってもう9年目になりますね。入社された頃はちょうどKSAS(クボタスマートアグリシステム)を立ち上げようとする時で、システム全体のコア技術になる無線ユニットの開発でチームが大忙しだったとき。新人だったにもかかわらず難しい部分のアルゴリズムやソフト開発面で大いに活躍してくれて、とても助かりました。

そういえば開発が完了した時、「クボタ初の試みかつ開発期間が限られていたのでなかなか厳しい時期だった」と仰っていましたね。入社から足かけ1年くらい開発に携わらせてもらったと記憶していますけど、上司のHさんにいろいろ教えていただいたおかげで何とか務めることができたと思います。

大学で電気電子工学を専攻され、もともとICTには詳しかったのですか?

いえ、全然です。私は学生時代に有機色素を扱った実験を行うなど物性物理方面の研究をしていたので、ICTはそれほど得意ではありませんでした。入社前はクボタのような機械メーカーは自分に場違いな会社かも、と思っていたくらいです。

ではどんな理由でクボタに入社を決められたのでしょう?

一番は、できるだけ多くの人々に貢献したかったからです。一応、電気系学科出身なので周りには電機メーカーに就職する人が多かったのですが、電気製品はそれを買う人だけに貢献できるものではないか、と感じまして。一方クボタは「食料、水、環境」という地球規模での貢献を目指している会社だったため、私はその点に強く惹かれました。面接の際に「電気系の人にも活躍の場がたくさんある」と人事の方から聞き、その言葉に勇気づけられたことも入社を決意した理由です。

そうだったのですか。それでしたら、新しい農業の仕組みや価値を生み出して世界中の人々に貢献しようとするKSASの技術開発は、希望にピッタリだったわけですね。

TALK01

産休取得後もスムーズに
仕事復帰できたことに感謝

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5年前、Kさんは当グループのメンバーで初めて産休を取得され、1年強で早めに復帰してくれました。社内には育休を含めてもう少し長い休暇を取る人もいますけど、大丈夫だったのですか?

情報通信分野は技術が日進月歩で、製品の開発サイクルも短くなる一方の世界なので、早く業務に復帰しないと戻れなくなる気がしました。自分が仕事をやりたい気持ちも高かったですし、復帰後は子育てをしながら時間のやり繰りができる開発テーマを任せていただいたので、仕事も家庭も特に問題はありませんでした。

当時のKさんの雰囲気と姿勢は、仕事へのやる気に満ちていましたよ。お話のようにそれほど復帰に苦労しているようにも見えませんでしたから(笑)。だからメンバー皆にも気を遣い過ぎないように注意したつもりです。

子どもができると仕事と家庭の両立が確かにそれまで以上に大変になるのですが、私の場合、きっちり切り替えて集中することでどちらのモチベーションも上がるんです。なので、仕事中に「代わりにやっておくよ」とあまり周りに気を遣われていたら、逆に悩んでいたかもしれません。復帰後は会社の配慮で出張も非常に少なくしていただいているため、自分のペースで仕事をできていることにとても感謝しています。

復帰してから、仕事そのものへの考え方や取り組み方に変化はありましたか?

復帰してすぐの頃に子どもの病気で突発的に休みを取らねばならないことがありましたので、いつ自分が休んでもよいように開発メンバーと仕事内容をしっかり共有することを一層意識するようになりました。Hさんにメンバー全員をしっかりまとめていただいていることもあり、今は自分が関わる開発が途切れるような心配はまったくないと感じています。

私はグループ長として、開発メンバーと確固たる信頼関係を築き、誰もが働きやすい環境を整えることが最大の責務だと考えているんです。常に平穏な気持ちで皆の声を聞こうと心がけていますので、どんなことでも気軽に相談してくださいね。

温厚で面倒見のよいHさんの性格は十分承知していますから、もし困ったらすぐに相談させていただきます(笑)。

TALK01

農業を革新する先端技術に
挑み続けるやりがい

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Kさんには現在、5年先、10年先の精密農業を見据えた最先端の通信技術に関する調査研究のテーマリーダーを務めてもらっています。この仕事ではどんなところにやりがいを感じていますか。

会社全体としての注目度も高い、先進的な技術開発にチャレンジしていることに大きなやりがいがあります。手探りが続いて悩む場面も多いものの、農業のさらなる高度化に向けた最先端を自分が走っているのは確か。いつか今行っている研究が確かな技術と製品になる日に、世界中の人々をより幸せにできると想像すると、あらためてクボタに入社した喜びを感じます。

Kさんにお願いしている研究テーマをはじめ、当グループ内で協力し合って進めているすべての研究開発は農業の革新と食料問題解決に確実につながると考えているので、私自身もとてもやりがいを感じています。Kさんには増々活躍していただきたいと思っているんですが、これからの目標にはどんなことを考えていますか。

まずはしっかりとICTの最新技術を吸収し、農家さんの役に立ち喜ばれる技術を開発することです。個人的には着実に経験を積みながら判断力を磨いて、テーマリーダーとして信頼される人材に成長したいと思っています。その先には、Hさんのように素晴らしいグループマネジメントができるようになれれば最高と考えています。

以前の私は自分の技術を極めたい思いが強くて、マネジメントを行うなど考えたこともなかったんですけどね。ところがグループ長を拝命して実際にやってみたらとても楽しくて、最近は意外に自分に向いているのでは、と感じているんですよ。Kさんもぜひ、チームやグループマネジメントの魅力を実感できるまで頑張ってくださいね。

その時まで温かく見守っていただけますようお願いします!

KUBOTA REPORT 2017

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