CAREER 04

水処理のスペシャリストへの道に、
新しい技術と仕事への
チャレンジは欠かせない。
T.Y
環境プラント技術部 上下水大阪技術グループ
工学研究科 都市環境工学専攻 修了
2011年入社
学生時代〜入社

大学時代の研究テーマを
活かせる仕事を志望

下水などの水処理に興味があった私は学生時代、主に処理過程で水中の微量汚染物質がどのような挙動をするのかについて研究していました。就職に臨んでは、その興味と学んだ知識を活かせる業界・企業に絞って活動を展開。出会った会社の多くが水処理を専門的に行っていた中、食料・水・環境とマクロな視点で社会課題の解決に取り組んでいるクボタの仕事が最もおもしろそうな印象を受けました。何度か訪問して詳しい話を聞いていくうちに「人や職場の雰囲気も自分に合っていそうだな」と感じたことがさらなる決め手となり、入社したい気持ちが固まりました。

入社2年目

下水処理場での一連の
現場業務を経験

下水処理場において、MBR(液中膜を使った下水処理)の新装置を設置する実験プラントに携わりました。プラント設計から設備の建設、装置の稼働に至る一連の業務を初めて体験した仕事で、当時は右も左もわからない中で工事業者への指示ややり取りを一手に任されるなど、困難と手探りの連続でした。しかし、それを乗り越えて実際にプラントを動かすことができたときの感動は、忘れられない特別なものに。現場ノウハウの習得を含め、その後のキャリアアップのベースになった貴重な経験でした。

入社4年目

開発テーマリーダーになり
新たな知識を習得

MBRの制御技術開発のテーマリーダーを務めました。クボタと自治体、大手電機メーカーグループのシステム会社との共同研究で、私の使命は各所との連携・調整を含めた開発の牽引と、社内外への進捗および結果報告。個人的にそれまでほとんど知らなかった、制御に必要な電気系やシステム系の知識習得にも大いに力を注ぎました。新しい制御技術の確立後は、オールクボタ技術研究発表会や国際学会でのプレゼンテーターも任されるなど、最新の開発テーマへの参画を通じてさまざまな仕事経験を積むことができました。

入社6年目

クボタ初の下水のDB案件で
重大責務を全う

クボタ初となる下水処理のDB(Design Build)案件の技術主担当になりました。DB案件とは、処理設備の設計から建設までのすべてを担う大規模なプロジェクト事業です。私の仕事の中心は、お客様への技術提案書の作成と受注後の設計業務。特に、膨大な資料をそろえたり、社内外の関係者の取りまとめに奔走したりしなければならなかった提案書の作成には相当な労力を要しました。非常に多くの人が関わり、社を挙げたこのビッグビジネスをやり切ったことは自分にとって大きな自信になりました。

これまでのキャリアを振り返って

仕事では先輩や上司、社外スタッフなど、人同士の連携や関係構築が最も大事だと思っています。自分がどれほどよい技術を思い付いたとしても、一人では絶対にそれを活かす工事や設備はできませんから。ゆえにこれからも困ったり悩んだりしたときは、積極的に周りの誰かに協力やアドバイスを仰いでいくつもりです。またこれまでの経験上、知らない知識・技術を知ってゆくワクワク感は大きなモチベーションになるので、初めての仕事にはどんどんチャレンジしていきたいと考えています。

KUBOTA REPORT 2017

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