世界の食を支えたい想いからクボタへ。
広範な農機サービス業務を通じて
新興国の農業機械化を推進

#技術系 #サービス技術
ページに記載の情報は取材当時のものです
S.C
機械工学専攻
2016年入社
CAREER

入社後、KSASの市場導入や販売会社スタッフへのコンバインの技術指導を担当。2017年に異動し、アグリロボコンバインの市場導入や海外販社やディストリビュータへの製品導入指導に携わる。2019年に海外機種専任となり、海外コンバインのサービス業務全般を行いながら今日に至る。

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クボタに入社した理由

私がクボタに興味を持ったのは、技術を通じて世界中の人々の生活に欠かすことのできない「食」を支えたい想いからです。クボタは海外に広く事業を展開していたので、グローバルに働くことができる点も魅力でした。また、就活中に多くの先輩社員と話をした際、誰もが製品や技術に誇りを持ってイキイキと働いている雰囲気を肌で感じたのも入社の決め手になった理由の一つ。「こんな人達と一緒に働きたい!」と心の底から思いました。

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現在の仕事内容

現在はサービス部門の一員として、タイおよび周辺国向けの大型普通型コンバインの開発に携わっています。新製品開発におけるサービス部門の役割は、市場の観点から新製品への改善提案活動やサービス能力との適合確認、保全性の適合確認などを行い、よりサービス性の高い製品に仕上げることです。開発段階から参画することで、既存機種の保全性に関する市場要望が反映されているかどうかを確認できるとともに、新機構に伴う新たな改善点も早期に抽出できます。さらに、開発段階で得た情報をもとにサービスツールの開発や技術情報の提供を行い、スムーズな市場導入を目指していきます。サービス部門というとすでに完成した製品を相手にするイメージが強いのですが、このように新製品開発にも携われるのがおもしろいところだと思っています。

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クボタの仕事のおもしろさ

サービス部門の業務の一つに、製品の市場導入時の技術指導があります。私は入社3年目から中南米の製品導入研修を担当しており、初めて海外での研修に赴いた時、通訳を介しても正確に情報伝達ができるよう入念に準備して臨みました。しかし、そこで打ち当たったのが言葉以上に大きい文化や習慣の違いの問題。「made in japanは壊れない」という先入観が強い現地の人はメンテナンスに対する意識が低く、壊れるまで機械を使い続けるという状況だったのです。何とかこれを解決しようと、私はユーザーを訪問し機械を前にして、メンテナンスを怠ることで想定される機械の故障や不具合への対応を実際に行って見せることに注力しました。結果、機械の点検・調整要領や不具合対応の仕方だけでなく、アフターサービス活動の重要性も伝えることができ、大いに自信が付きました。

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クボタらしさとは

若手の育成に力を入れている点がクボタらしいと思います。新入社員研修が充実しているのはもちろんのこと、部署への配属後も資格取得や技術の習得に向けてあらゆる研修を受講させてもらえます。特にサービス部門では、現場作業を学ぶために田植え作業や刈取作業の部内研修を毎年実施しています。また一方、経験が浅くても積極的に仕事を任せてくれる風土なので、大変な場面がありつつもやりがいや達成感を感じる機会が多いと感じています。

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今後、クボタで実現したいこと

新興国市場の農業の機械化とサービス体制の確立が現在の私の目標です。まだ農業機械が一般普及していない新興国では、現地スタッフの製品に関する知識、技術、経験が不足しており、適切なサービスをユーザーに提供できる体制が整っていないところがたくさんあります。私は中南米への出張でこのような現状を目の当たりにし、新興国市場の発展に貢献したい想いが強くなりました。コロナ禍の今、IT技術を使った支援ツールの活用や学習教材の配信など、遠隔から農業現場をどのようにサポートしていくのかについてもこれからどんどん提案していきたいと思っています。

ONE DAY SCHEDULE

  • 8:00出社/朝礼/グループでスケジュールの共有を行う
  • 8:30メールチェック/メールの確認と業務内容の確認を行う
  • 9:00技術資料作成/実機を分解しながら構造を確認
  • 12:00昼休み/社員食堂で同期と昼食
  • 12:45問い合わせ対応/海外販社からの問い合わせに対応
  • 15:30打ち合わせ/関係部門と業務についての打ち合わせ
  • 16:30休憩/残業に向けてコーヒー休憩
  • 16:45技術資料作成/午前中の仕事内容をもとに資料作成
  • 19:00退社/業務進捗をまとめてから帰宅

PRIVATE

旅行が好きで、まとまった休みが取れれば旅行に出かけます。最近はモロッコやウズベキスタンなど日本人から見るとマイナー(?)な国にバックパック一つで行ってきました。休日を思い切り楽しむことで、仕事とメリハリを付けるようにしています。

KUBOTA REPORT 2017

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