

出向先企業でのミッション
私が所属しているTEAは、2011年に乗用芝刈り機を北米で開発するために設立された、クボタで初となる海外の開発部門です。北米では多種多様な芝生がさまざまな場所に植えられており、人々の生活に深く根を下ろしています。私たちは乗用芝刈り機のメイン市場である北米において素早くお客様のニーズをキャッチし、より使いやすい、ユーザー目線に立った製品を開発することをミッションとして日々活動しています。
現地での仕事内容
北米の新開発拠点KRDNA(Kubota R&D North America)設立プロジェクトと、乗用芝刈り機の研究開発が現在の私の主な仕事です。前者の仕事では、台上試験室のレイアウト設計や設備の仕様決めなど、テスト設備に関する業務全般に当たっています。設備の選定においては乗用芝刈り機の一連の開発プロセスを理解する必要があり、開発を北米で完結させるための視点を大切にしながらプロジェクトに取り組んでいます。また、後者の研究開発では、試作機の性能測定や耐久性評価など、製品がクボタの要求品質を満たしているかどうかの確認を主体に行っています。それに臨んでは機械的に合否を判定するのではなく、データ計測を通じて目の前で起こる物事を数値化し、正しく現象を理解することが重要です。事がうまく運ばない場合もありますが、思い通りの結果が得られたときは格別のやりがいを感じます。