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液中膜(膜分離方式)

長き歴史が育んだノウハウを活かし、クリーン化技術をつぎのステージへ。

水処理技術の粋をそこに結集。極めて高度で安定した水処理性能を発揮します

  • 対象商品

大型合併処理浄化槽:KM-SG-NP/KM-SG-B型

「液中膜®」はクボタの高度な水処理技術と、独自の膜技術が生みだした特許技術です。

窒素・リンの除去が可能(KM-SG-NPシリーズのみ)

膜分離方式の採用によって高濃度活性汚泥運転が可能となり、BODなどの有機汚濁物質だけでなく、窒素も容易に除去できます。リンについては、ばっ気槽に凝集剤を直接添加するだけで簡単に除去することが可能です。

後処理なしで処理水の再利用が可能

液中膜®の小さな孔(1mmの1万分の4)を通過したものだけが処理水として排出されるので、処理水質のレベルは極めて高く、安定しています。バクテリアなども通過しないため、処理水は高度処理施設なしでも中水道や散水用水として再利用できます。

設置面積がコンパクト

濃度活性汚泥運転でばっ気槽容量を小さくできるほか、沈殿槽や汚泥濃縮槽などが不要なため、従来方式の浄化槽に比べて設置面積が30~60%で済みます(当社比)。

シンプルな処理工程で運転管理が容易

処理フローがシンプルで、かつ負荷変動にも強いため、運転管理が容易。電話回線を利用した遠隔監視システムもご用意しています。

改修工事にも適応

既存の施設を利用した改修工事により処理能力の向上を図れます。

クリーンできめ細かな排水処理を実現するクボタの液中膜®

膜面の透過・クリーニング性能

液中膜®は、ポリオレフィンを原料とした微多孔性膜。膜面の微孔サイズより小さい透過液は通過できますが、汚れの成分はサイズが大きく通過できません。また、汚れは膜表面に吸い寄せられますが、ばっ気撹拌の水流と気泡が膜の表面に接触し、振動させながら上昇するため、膜面はつねに洗浄され、微孔の目詰まりを防いでいます。

膜ユニットの構成

膜ユニットは、ろ板の両側に微多孔性膜を貼った膜カートリッジ、その内側から処理水を抜き出すチューブと集合管、多枚数の膜カートリッジを収納する膜ケース、さらには下部の散気管と散気ケースで構成されています。膜カートリッジは1枚ずつ取り出すことができ、点検・交換も簡単です。

膜カートリッジのしくみ

膜カートリッジの両面に貼られた膜材は、塩素化ポリエチレンを原料とした孔径0.4μmの微多孔性膜です。処理水はスペーサを通り、ノズルから排出されます。

クボタ液中膜®保証システム(有償契約)について

システムの特長

  1. 液中膜®の稼働開始から最長10年間、その機能を保証します。
  2. 遠隔監視で浄化槽の運転状況を2回/日チェックします。
  3. 年1回の総合点検で性能・機能の状態を測定し、正常な運転を維持します。
  4. 膜交換作業や膜交換部品の費用はシステムに含まれ、契約期間中は膜カートリッジの費用負担がありません。

システムの内容

以下の4項目を単独で、あるいは組み合わせてメンテナンスを実施します。

  1. 運転状況遠隔監視(オンライン)
  2. 総合点検(年1回)
  3. 膜カートリッジ性能試験(年1回)
    ※当システムでは浄化槽全体の保守点検業務は対象外となります(通常の保守点検は別途ご契約願います)。
    ※膜の薬品洗浄作業はシステムに含まれておりません。
    ※定期部品供給はチューブ、押さえゴムが対象です。
  4. 定期部品供給(1回/3年)総合点検時に交換
    上記のメンテナンスは液中膜®技術のエキスパート「クボタメンブレン株式会社」が行います。
    システムの詳細については、クボタまでお気軽にお問い合わせください。

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KUBOTA REPORT 2017

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