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浄化槽使用後のお問い合わせ事例

お問合せの前に、次の事例も参考にして下さい。

質問 回答
Q1:ブロワの音が大きい、異音がする 振動が伝わっている場合と機械が故障している場合があります。
  • 軍手などをはめて、ブロワを上から押さえてみて下さい。それで音が止まる様であれば振動による音と推定できます。その場合には、防振ゴム板(ホームセンターでも販売されています)をブロワの下に敷き込む事で止まる場合があります。また、空気配管の振動が伝わる場合には、配管に消音器を取り付ける事で解決する場合があります。
  • 振動が原因でない場合は、機器の故障が推定されますが、フィルターなど内部の定期消耗部品の交換だけで直る事も多くあります。

上記のどちらの場合にも、ブロワの機種・型式を確認(本体ラベル)してから状況を保守点検業者さんに連絡して下さい。

Q2:ブロワが突然止まった 電気的な事由と機械が故障した場合があります。
  • ブロワの電気コード(プラグ)がコンセントにしっかりとつながっていることを確認して下さい。
  • 電気コードがつながっている場合で動かない状態であれば機器の故障か電気系統の故障と推定されます。どちらか分からない時、電気系統の故障の場合には非常に危険ですので、ブロワに触らないで至急その状況を保守点検業者さんに連絡して下さい。

上記のどちらの場合にも、ブロワの機種・型式を確認(本体ラベル)してから状況を保守点検業者さんに連絡して下さい。

Q3:浄化槽で異臭がする。最近特に臭くなった 臭気が発生する原因は、①ブロワが止まっている ②汚泥の清掃時期にきている ③排気管(臭突管)が詰まった ④浄化槽内の「微生物」が死滅した などが考えられます。
  • ブロワが止まっている場合は、A2を参照して下さい。
  • 前回の清掃が1年以上前であれば清掃の準備が必要です。
  • 排気管の詰まりは、鳥が巣を作ることもありますので確認して下さい。また、埋設の横引き排気管の沈下などで、雨水や結露水が排気管内に溜まっている場合があります。この場合は掘り返して配管を修理する必要があります。
  • 「微生物」の死滅の場合は一時的な消毒剤や抗菌剤の流入などの原因が特定できれば良いのですが、そうでない場合は回復までにかなりの時間がかかる場合があります。特に継続的な服薬剤(抗生物質等)などの流入がある場合は別途処理方法の検討が必要になります。
    一時的には、栄養剤や微生物製剤等の投入で回復させる事ができます。

上記のような事項を考慮して保守点検業者さんに連絡して下さい。
※住居内で臭気がある場合には、シンク下の封水トラップが不良の場合があります。また、長期間水を流さない場合は、トラップ内の封水が蒸発している場合がありますので点検して下さい。

Q4:排水の流れが悪い 浄化槽につながる排水管の流れが悪い場合は、排水管の詰まりや空気抜きができていない事があります。浄化槽に問題がある場合は、浄化槽内の水位が異常に高い可能性があります。
  • 放流先の水路などの水位が高く浄化槽に逆流している場合は、水位が下がるのを待てば回復します。頻繁に逆流が発生する場合は、浄化槽機能に影響が出ますので放流配管に逆流防止枡を取り付けます。
  • 放流ポンプで放流している場合は、ポンプが止まっている事(ポンプまたはフロートスイッチの故障)が考えられます。ポンプの電気コードがコンセントにしっかりつながっているか確認して下さい。また、エアリフトポンプで放流している場合がありますので、ブロワが止まっていない事も確認して下さい。
  • 浄化槽内の汚泥や浮上スカムが溜まっている場合は、槽内の水の流れが悪くなり結果として流入枡が水没することがあります。清掃の準備が必要になります。

上記のような事項を考慮して保守点検業者さんに連絡して下さい。ただし、2)放流ポンプの故障が疑われる場合は至急に連絡をお願いします。
※配管の詰まりは油を大量に流すなどで起こります。配管洗浄が必要になります。

Q5:浄化槽の蓋(マンホール)の隙間や放流先に泡がでている 泡の発生原因により対応が異なります。基本的には泡の色と硬さで判断できます。
  • 泡が白くてすぐ消えるような泡の場合は、洗剤が原因です。洗濯洗剤や食器洗い洗剤の量を少なくして様子を見て下さい。
  • 泡が茶系の色でなかなか消えない硬めの泡の場合は、浄化機能不足や機能低下が予想されます。使用開始直後に現れる事が多く、微生物の活動が活性化すれば消えていきます。
    そのために、栄養剤や微生物製剤の投入が有効になります。また緊急対応では消泡剤(シリコン系界面活性剤)を使用することもあります。

上記のような事項を考慮して保守点検業者さんに連絡して下さい。

Q6:浄化槽の上を駐車場に使いたい

設置した当初より駐車場として利用する計画の場合は問題ありません。ただし、浄化槽の 点検蓋(マンホール)に記載してある荷重数値を確認して下さい。500K、1500K、5000K によって駐車できる車両の大きさが決められています。
500K:車両重量が2000㎏までの普通乗用車など
1500K:車両重量が6tonまでの大型乗用車、小型トラックなど
5000K:車両重量が20tonまでの大型トラックなど

普通乗用車からSUV車などに乗り換えた場合には車両重量を確認してください。点検蓋が破損するなどの事故が発生する可能性があります。また、引っ越しなどでトラックを駐車する時は養生が必要な場合があります。

当初より駐車場として計画していない場合は、駐車の可否を施工した業者さんに確認して下さい。コンクリートで補強するなどの追加工事が発生する場合があります。

その他の質問等は、こちらからお問合せください。

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KUBOTA REPORT 2017

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