日本鋳鉄管株式会社とのダクタイル鉄管製造合弁会社設立について
2025年3月27日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、2023年8月7日付プレスリリース*にて、日本鋳鉄管株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石毛俊朗、以下「日本鋳鉄管」)とダクタイル鉄管(直管)を製造する合弁会社(以下、「新会社」)の設立に向けて協議することで基本合意した旨公表いたしました。その後、関係諸官庁との相談を重ねつつ、両社で協議を進めておりましたが、この度両社それぞれの機関決定が完了し、正式に新会社の設立についての契約を締結いたしましたので、下記の通りお知らせします。
- プレスリリース「ダクタイル鉄管の製造合弁会社設立に向けて基本合意」
https://www.kubota.co.jp/news/2023/management-20230807.html
記
1.新会社の概要
社名 | 未定 |
---|---|
所在地 | 埼玉県久喜市菖蒲町昭和沼1番地 |
事業内容 | ダクタイル鉄管(直管)の製造と販売(当社と日本鋳鉄管向け) |
資本金 | 3億円(予定) |
出資比率 | 日本鋳鉄管 80.1%、当社 19.9% |
代表者 | 未定 |
出資予定日 | 2026年12月 |
- 日本鋳鉄管が直管の製造部門を分割して設立する新会社に対して、2026年12月に当社が出資し、両社による合弁会社となる予定です。
2.経緯とねらい
- 当社と日本鋳鉄管は、国民生活に欠かせない水道インフラを支えるダクタイル鉄管の製造と販売を行っています。両社は、ダクタイル鉄管の需要減少に伴う業界全体の生産設備の過剰や老朽化への対応、さらには生産工程のキュポラ炉から排出される大量のCO2を削減するため電気炉へ転換する必要性といった共通の課題を抱えています。
- 両社は、これらの課題を解決するとともに、将来にわたって供給責任を果たしていくため生産体制を再編・統合することで一致し、協議を進めてまいりました。その結果、①日本鋳鉄管の製造部門(ダクタイル鉄管(直管))を分社化した新会社を設立し当社が出資すること、②電気炉導入によるCO2削減の推進、③当社の京葉工場の「溶解・鋳造工程」を廃止し、同工場で生産している小口径(Φ75㎜~Φ250㎜)のダクタイル鉄管(直管)については新会社からの完成品および半完成品のOEM供給に切り替えることで合意いたしました。
- このたび、両社による生産体制再編のスキームについて、公正取引委員会に相談を行った結果、両社が申し出た措置を実施することを条件とすれば、独占禁止法上の問題がない旨の回答を得たことを踏まえ、正式に新会社設立に関する契約を締結いたしました。
- 今後、両社は連携し2027年からの新会社でのダクタイル鉄管(直管)の製造開始に向け、新会社設立の準備と生産体制構築を進めてまいります。
- なお、当社から新会社に生産移管することによる製品出荷への影響はありません。
以上
ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。