田んぼの管理と
被害対策
水や肥料をしっかりとコントロールしたり、
日照りや自然災害、害虫被害など、
さまざまな被害対策を講じながら
夏を乗り越えていきます。
ENTRY記事一覧
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寒さから稲を守るための「深水管理」
【種まきから40日目頃】 田植えの後は、寒さから稲を守るために田んぼに深く水を入れる「深水管理」をします。6月でも苗にとって寒い時期があるため、稲が萎縮したり、根の張り方が鈍らないようにします。
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除草剤の散布と畦(あぜ)の草刈り
【種まきから45~50日目頃】 稲を成長させ、豊かな収穫を迎えるためには、雑草は大敵となります。田んぼには除草剤を散布し、畔(あぜ)では草刈りが必要になります。
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水と肥料によるコントロール
【種まきから55日目頃】 稲が伸びる条件には「光・温度・水・肥料」が関係しています。「光・温度」に関わる天候はコントロールできませんが、「水・肥料」はコントロールできます。
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新しい茎が出る「分げつ(ぶんげつ)」
【種まきから60日目頃】 苗は夏が近づくとともにぐんぐんと伸び、品種や銘柄によっては30cmを超えるものも出てきます。また、種子から出た茎の根元から新しい茎が出てくることを「分げつ(ぶんげつ)」と言います。
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耕しながら除草する「中耕除草」
【種まきから65日目頃】 種まきから2ヶ月が経つと、稲は田んぼにしっかりと根を下ろします。この稲の生育初期に「中耕除草」という方法で根の周りの土を浅く耕したり、除草剤を散布せずに、根の周りの雑草を取り除く場合があります。
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水の通路を作る「溝切り」
【種まきから70日目頃】 種まきから70日が過ぎると、品種や銘柄によっては草丈が50cmを超えてきます。この時期には排水をスムーズにするための「溝切り」という作業を行います。
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田んぼを飽水状態へ
【種まきから75日目頃】 夏も真っ盛りとなるこの頃、田んぼの水の管理はとても重要な作業となります。その中で、水を溜め過ぎず、湛水と落水を繰り返す間断かん水などを行い、稲刈りの前まで飽水状態を保つことが大切です。
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害虫と稲を守る昆虫
【種まきから80日目頃】 種まきから80日が経つと、稲も60cm近くまで伸びてきます。この頃になると、気をつけたいのが、稲を食べに来る害虫です。田んぼにはさまざまな虫が生息しますが、害虫もいれば害虫を退治してくれる益虫もいます。
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土を乾かす「中干し」
【種まきから85日目頃】 夏の暑い盛りに田んぼの水を抜いて、土にヒビが入るまで乾かす作業が「中干し」です。中干しは稲の成長を調節するために必要な作業です。
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稲の病気で最も怖い「いもち病」
【種まきから90日目頃】 いもち病は、稲の病気の中で最も被害が大きく怖い病気です。いもち病菌という糸状菌の寄生によって発病します。
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籾(もみ)を充実させるための「穂肥(ほごえ)散布」
【種まきから95日目頃】 穂肥(ほごえ)は、穂の籾(もみ)を充実させることを目的とした肥料で、出穂(しゅっすい)直前に散布します。散布のタイミングが早すぎると、肥料が稲の茎や葉に効いて、徒長することになります。
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日照りと高温障害
【種まきから100日目頃】 長い間雨が降らずに水が涸(か)れることを「日照り」と言います。なかでも、夏季の日照りは「干ばつ(かんばつ)」と言います。日照りによる水不足は、稲の生育にどのような弊害をもたらすのでしょうか?
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日照不足による冷害(れいがい)
【種まきから105日目頃】 冷害(れいがい)とは、夏季に日射量が少なかったり、寒冷な天候が続いたことによって農作物が被害を受ける自然災害のことです。米作りにおける冷害には、遅延型と障害型があります。
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お米を作るための「光合成」
【種まきから110日目頃】 光合成とは、主に葉緑素を持つ植物が光のエネルギーを利用して、吸収した二酸化炭素と水分から有機化合物(=炭素を含む化合物)を合成することです。
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出穂(しゅっすい)と開花
【種まきから115~120日目頃】 田植えをしてから、早稲(わせ)では約50日、晩稲(おくて)では約80日後に穂が出ます。これが出穂(しゅっすい)です。
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種子が発育する登熟(とうじゅく)
【種まきから125日目頃】 穀物の種子が次第に発育・肥大することを「登熟(とうじゅく)」と言います。稲穂が出て、開花・受粉すると登熟を開始します。
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台風による被害と対策
台風による被害は近年、農作物だけではなく人の命にまで大きく関わってくるようになりました。避けられない自然災害とはいえ、台風の性質を知り、事前・事後に対策を行うことで、被害を最小限に食い止めることができます。
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倒伏(とうふく)の被害
【種まきから135日目頃】 倒伏(とうふく)は、稲が倒れてしまうことです。稲が倒れると、収穫作業が困難になり、また収穫量や品質の低下を招きます。
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スズメによる被害
9月中旬になると、稲穂も頭を垂れるほど実ってきます。台風などの被害を乗り切ったあとに待ち構えているのがスズメによる被害です。
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田んぼの水を抜く「落水」
【種まきから145日目頃】 落水とは、田んぼの水を抜くことです。出穂(しゅっすい)してから約30日後、稲刈りの約10日前を目安に行います。水を落として、稲を乾かすことにより登熟(とうじゅく)を完了させます。
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