【種まきから60日目頃】 苗は夏が近づくとともにぐんぐんと伸び、品種や銘柄によっては30cmを超えるものも出てきます。また、種子から出た茎の根元から新しい茎が出てくることを「分げつ(ぶんげつ)」と言います。
分げつ期に入った幼穂
苗1株で茎が20本前後になると「分げつ」は止まります。1株の苗が3~4本とすると、1本の苗の茎が5~6本になったら分げつは止まります。その後、茎の中で穂を作る準備をします。これを幼穂形成期と言います。
1本の茎から、1つの穂が出ます。茎が太いほど、大きくて長い穂ができます。大きくて長い穂には籾がたくさんできますから、茎が太ければ太いほど、お米がたくさん穫れると予測できます。
田んぼには、カブトエビやゲンゴロウ、カエルなどの生き物がたくさんいます。また、カエルを狙ってアオサギもやって来ます。このような生命力あふれる田んぼでは、稲もきっと、元気に育っていくでしょう。