土を乾かす「中干し」

土を乾かす「中干し」

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【種まきから85日目頃】 夏の暑い盛りに田んぼの水を抜いて、土にヒビが入るまで乾かす作業が「中干し」です。中干しは稲の成長を調節するために必要な作業です。

中干しの目的と効果

1. 根が強く張るように土中に酸素を補給して根腐れを防ぎ、根の活力を高めます。
2. 土中の有害ガス(硫化水素、メタンガスなど)を抜くことができます。
3. 水を落とすことによって肥料分である窒素の吸収を抑え、過剰な分けつ(ぶんけつ)を抑制します。
4. 土を干して固くし、刈り取りなどの作業性を高めます。

中干しの状態を見る

中干しの田んぼ

1株20本程度の茎数が確保されたら、中干しを実施し、過剰な分けつを抑えます。夏の土用の時期に干す場合が多いので、「土用干し」と言う場合もあります。

ヒビの入った田んぼ

中干しも、やりすぎは禁物です。土に大きなヒビが入ると根が切れたり、土の保水性が悪くなったり、この後の登熟(とうじゅく)期で水不足の原因となります。また、ひどい場合は稲が陸稲化(畑で栽培される稲のこと)し、登熟を完了する前に根の寿命が尽きて、収穫量が減ります。これを「秋落ち」と言います。

中干しが完了した田んぼ

中干しを完了して、田んぼに再び水が入りました。田んぼがリフレッシュしたようで、ちょっと、ホッとします。

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