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無人自動運転コンバインが農業食料工学会 2025年度「開発特別賞」を受賞

2025年9月16日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)の無人自動運転コンバイン「アグリロボコンバイン DRH1200A-A」が一般社団法人農業食料工学会 2025年度「開発特別賞」を受賞しました。
DRH1200A-Aは、AIによる画像認識とミリ波レーダーによる測定で周囲の人や障害物を検知し、人が搭乗しなくても目視での監視の下、効率的にコメや麦の収穫作業を自動で行うことができるコンバインです。
当社は自動化・無人化やデータを活用したスマート農業関連製品およびソリューションの提供を通じて、国内農業における労働力不足といった課題を解決し、食料生産の安定化や増大に貢献してまいります。

  • アグリロボコンバイン DRH1200A-A

  • 表彰式の様子

1.受賞理由

  • 農業就業人口が減少し高齢化が進展する中で、人が搭乗することなく自動で収穫が可能な技術を開発したことが優れた成果として認められました。
  • 自動収穫を実現するためには、収穫物に反応せずに人や障害物を検知する技術の開発が課題でしたが、センシング技術としてAIによる画像認識とミリ波レーダーによる測定を導入することで、これらの課題を解決したことが高く評価されました。
  • 開発されたロボット技術が今後のスマート農業の発展に貢献することへも期待が寄せられました。

2.受賞製品について

製品名 アグリロボコンバイン DRH1200A-A
特長
  • 自動運転中、機体の前後左右のカメラで取得した画像データを用いたAIによる画像認識と機体前後のミリ波レーダーによる測定で、周囲の人や障害物を検知すると機体が自動で停止します。
  • オペレーターが運転してほ場の最外周の1周刈取り作業をすることで、2周目以降は人が搭乗することなく自動運転による収穫が可能です。
    無人自動運転によって未熟練の方でも高精度・高能率な刈取り作業を行うことができます。

3.農業食料工学会「開発特別賞」について

  • 一般社団法人農業食料工学会では、農業食料工学に関する技術の進歩に貢献したと認められる製品・技術を表彰する「開発賞」を設けています。
  • 「開発賞」は、毎年原則として4件選出され、その中で最も高く評価された製品または技術が「開発特別賞」として表彰されます。

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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