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KSASで環境負荷低減の取り組みを見える化する「みえるらべる」取得が可能に

2025年7月30日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、当社の営農支援システム「KSAS(Kubota Smart Agri System、ケーサス)」において、農林水産省(以下「農水省」)が推進している農業生産者の環境負荷低減の取り組みを見える化するための「みえるらべる」の取得を支援する新機能を追加しました。
本機能では、従来は「みえるらべる」の取得に向け、農業生産者が別途行わなければならなかった農作物の生産過程における温室効果ガス排出量と削減への貢献率の算定および農水省への報告を、KSASに記録された栽培データを用いることでKSAS上で一括して行うことができます。なお、「みえるらべる」取得をサポートする営農支援システムは当社が初めてとなります。

  • クボタの営農支援システム「KSAS」のロゴ

  • 「みえるらべる」

1.背景とねらい

  • 農水省は、持続可能な食料システムを構築するために「みどりの食料システム戦略」を策定し、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立に向けて、調達から生産、加工・流通、消費に至る食料システムの各段階で環境負荷低減の取組を推進しています。
  • 「みえるらべる」は、農業生産者の環境負荷低減の取り組みについて、化学肥料や化学農薬、化石燃料の使用量、水田の水管理などの栽培情報に基づき温室効果ガスの排出量・吸収量を定量的に算定し、地域の慣行栽培と比較した削減への貢献率を星の数で分かりやすく示したもので、農水省が推進しています。このラベルにより、農業生産者の環境負荷低減の取り組みを消費者に伝えることで、消費者が環境に配慮された農作物を選びやすくなり、農業の環境負荷低減についての理解が深まることが期待されています。
  • 当社は、サステナビリティ経営の一環として、農業における脱炭素を推進しています。具体的には、肥料や農薬の使用量の削減に貢献する農業機械の開発や、水稲栽培における中干し期間の延長(*1)などによる温室効果ガス削減をサポートする機器、J-クレジットの創出支援などに取り組んでおり、持続可能な農業の実現を支援しています。
  • 今回、KSASに米の生産における「みえるらべる」の取得を支援する機能を新たに追加することで、「みえるらべる」の普及を推進し農業における環境負荷低減を加速させるとともに、付加価値向上による農業生産者の収益性の向上に貢献してまいります。なお、「みえるらべる」を取得した農作物は、当社が運営する農作物のECサイト『クボタべっぴんふぁーむ』(*2)でも販売を予定しています。
  1. *1.水田において水を抜く期間のこと。この期間を従来より7日程度延長することで、水田から発生するメタン(温室効果ガス)を約3割削減する効果があります。
  2. *2.お客様の農作物の販路拡大を支援することを目的に、当社が展開する農作物・加工品を販売する産直サイト。対象は当社グループおよび取引先企業の社員等です。

2.機能の概要

農水省の環境負荷低減の見える化システムと連携し、KSASに記録された農作物栽培に関する各種データを基に、KSAS上で「みえるらべる」の取得に必要なデータの算定と手続きを一貫して行うことができます。

名称 「KSAS みえるらべる取得」
内容
  • 生産段階における温室効果ガスの排出量及び吸収量、地域の慣行栽培と比較した削減への貢献率の算定
  • 農水省への報告
  • 農水省からの算定結果の受領
  • みえるらべるの使用に必要な等級の取得
  • 登録番号の受領
対象作物
ご利用いただける方
  • KSAS会員であれば無料でご利用いただけます。
  • ご利用にあたってはKSAS Marketplaceから申し込みが必要です。
開始時期 2025年7月30日

ご参考

KSASに関する問い合わせ先

株式会社クボタ KSASサービスデスク TEL:0120-527-800

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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