「群馬東部水道企業団事業運営及び拡張工事等包括事業(第2期)」に関する基本協定を締結 維持管理と更新の一体マネジメントにより効率的な事業運営に貢献する事業に参画
2025年4月14日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)を含む民間企業グループはこの度、群馬東部水道企業団との間で、「群馬東部水道企業団事業運営及び拡張工事等包括事業(第2期)」(以下「本事業」)に関する契約を締結し、2025年4月1日から事業を開始しましたので、お知らせします。
記
1.本案件の概要
事業名 | 群馬東部水道企業団事業運営及び拡張工事等包括事業(第2期) |
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事業内容 |
A)浄水場及び関連施設管理業務 B)管路施設管理業務 C)給水装置関連業務 D)水道料金徴収業務 E)水道事務管理業務 F)既存管路の更新整備業務* G)既存管路の更新委託業務* H)その他事業における工事関連委託業務* *は当社が担う業務 |
事業場所 | 群馬県東部地域3市5町 (太田市、館林市、みどり市、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町) |
事業期間 | 2025年4月1日~2030年3月31日 |
契約締結日 | 2025年4月1日 |
民間企業グループの構成員 |
株式会社明電舎(代表企業) 株式会社クボタ 株式会社ジーシーシー自治体サービス |
2.本案件の背景と特徴
- 群馬東部水道企業団(以下「企業団」)は、2017年4月から『群馬東部水道企業団事業運営及び拡張工事等包括事業(以下「第1期包括事業委託」)』を導入しました。企業団と当社を含む民間企業グループは官民出資会社を設立し、2025年3月の事業完遂まで8年間にわたって効率的な事業運営に取り組み、水道の持続化に寄与してまいりました。
- 第1期包括事業委託では、検針・収納業務や浄水場管理業務のほか、老朽化した施設や管路の更新整備業務を含んでおり、施設と管路の両方で維持管理と更新を複数年にわたり一体的に包括委託し、官民連携を実現した先進事例でもありました。
- 企業団は第1期包括事業委託の評価を踏まえ、より高いレベルの官民連携を実現することを目的に引き続き官民出資会社形式による『群馬東部水道企業団事業運営及び拡張工事等包括事業(第2期)(以下「第2期包括事業委託」)』を実施することとしました。
- 当社を含む民間企業グループは第1期包括事業委託で培った経験、技術、ノウハウに基づいた具体的な提案を行い、第2期包括事業委託の受注に至りました。
3.本案件における当社の役割
- 当社は主にF)既存管路の更新整備業務(DB方式*)、G)既存管路の更新委託業務(CM方式*)、H)その他事業における工事関連委託業務(CM方式)を担います。
- 長年培ってきた管路整備の技術力やノウハウを生かし、群馬東部水道企業団水道事業の長期間にわたる安定的で効率的な運営の実現に寄与し、地域の皆様への安全・安心な水道水の供給に努めてまいります。
- DB方式:デザインビルド(Design-Build)方式。設計と施工を一括で発注することで、民間企業の技術を活用し、設計・施工の品質確保、合理的な設計、事業のスピードアップをめざす方式。
- CM方式:コンストラクション・マネジメント(construction management)方式。発注者の代行者または補助者となって発注者側に立ち、設計や工事発注単位の検討、施工監理など各種マネジメント業務を一貫して行う方式。
既存管路の更新委託業務(CM方式)のイメージ
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発注支援(設計書作成)
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施工監理(バルブ開閉操作)
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施工監理(材料検査)
4.今後の展開
- 昨今、重要なインフラ施設の整備・運転・維持管理において、民間企業が持つ事業ノウハウの活用・導入が進められています。
- クボタグループは、上水・下水等における様々な製品・技術・サービスを有する「水」のトータルソリューション企業として総合力を生かし、今後も水環境インフラの持続・発展に貢献してまいります。
ご参考
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官民連携で水道の包括事業を開始~群馬東部地域における水道管整備事業、老朽管更新事業に参画~(2017年4月4日)
https://www.kubota.co.jp/news/2017/17-17j.html
- 【本事業に関するお問い合わせ先】
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水環境ソリューション開発部(TEL:03-3245-3128)
以上
ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。