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ラオス人民民主共和国における「ラオス国立大学工学部施設及び実験機材整備計画」(施設建設)を受注

2023年8月22日
株式会社クボタ

株式会社クボタの100%子会社である株式会社クボタ建設(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:内田睦雄、以下「当社」)は、ラオス人民民主共和国における「ラオス国立大学工学部施設及び実験機材整備計画」(施設建設)を海外建築案件として初めて受注しました。

本案件は2022年3月に日本政府とラオス政府が調印した無償資金協力*の一環です。

当社はこれまで、同国を含む国内外での豊富な上下水道施設の建設実績に加え、日本国内で店舗やマンション、工場などの建築案件を幅広く手掛けてまいりました。これらにより培った建設技術やノウハウを最大限に活用し、ラオス国立大学工学部の施設建設に取り組みます。教育・研究環境の改善を通じて、ラオスの経済成長につながる質の高い工学人材の育成に寄与してまいります。

  • 調印式の様子
    ラオス国立大学 副学長 教授 Houngphet CHANTHAVONG 様 (中央)
    クボタ建設 常務執行役員 海外事業部長 井原直己 (左から2番目)

1.事業の背景・目的

  • ラオスでは持続的な成長のために、新技術の活用、経済基盤の多様化、生産性の向上、域内・国際サプライチェーンの再構築を掲げています。しかしながら現状は、それらを実現する為の専門知識・技術力を持ったエンジニアの数が不足しており、質の高い工学系人材の育成が課題となっています。
  • ラオス政府では大学における自然科学・工学分野の施設設備及び教材の改善を方針として掲げており、国内4つの国立大学工学部のうち、最も多くの卒業生を輩出するラオス国立大学(National University of Laos: NUOL)工学部において重点的に改善に取り組むこととしています。現状では、施設や機材不足により、授業が座学中心となっているなど、教育や研究に必要な実験・実習の時間が十分に確保できないため、改善が求められています。
  • 本事業はラオス国立大学工学部の施設・機材の整備を行うことで、職員や学生の教育・研究環境の向上を目指します。ラオス政府が目指す工学系人材の育成に不可欠な事業です。

2.事業概要

案件名 ラオス国立大学工学部施設及び実験機材整備計画(施設建設)
発注者 ラオス国立大学
コンサルタント コンサルタント共同企業体 株式会社毛利建築設計事務所・インテムコンサルティング株式会社
工期 15ヶ月間(2023年9月~2024年11月予定)
工事概要 以下の工学部施設の建設
  • 工学部共通施設(測定室、分析室、実験室等) 1棟
  • 実験施設 (研究室、実習室、準備室等) 2棟
契約金額 約10.3億円
  1. *.無償資金協力
    開発途上国に資金を贈与し、開発途上国が経済社会開発のために必要な施設を整備することなどを支援する形態の資金協力

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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