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長崎県壱岐市と「エンゲージメントパートナー協定」を締結 壱岐市と協力しアスパラガスのスマート栽培実証を開始

2023年6月8日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)と、株式会社ルートレック・ネットワークス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:佐々木伸一、以下「ルートレック社」)はそれぞれ、長崎県壱岐市とエンゲージメントパートナー協定*1を締結しました。
当協定に基づく最初の取り組みとして、当社は壱岐市と連携し、壱岐市の特産品であるアスパラガスのハウス栽培のスマート化実証を通じて、壱岐市農業はもとより日本農業の活性化への貢献をめざします。

  • *1.壱岐市を通して、地方や日本、そして世界の持続可能な未来をともに創造するという趣旨に賛同する企業等が壱岐市と締結する協定。

  • (左)㈱クボタ イノベ―ションセンター 辻村 克志
    (中央)長崎県壱岐市長 白川 博一
    (右)㈱ルートレック・ネットワークス 代表取締役社長 佐々木 伸一

1.背景と狙い

  • 当社は農家の経験や人手に大きく依存しているハウス栽培をスマート化するべく、2021年から実証圃場「クボタインキュベーションファーム」*2にて、アスパラガスやミニトマト栽培のスマート化の実証を、AIやロボティクスなど先端技術を有するスタートアップ企業等と共同で推進しております。
  • 全国有数のアスパラガスの産地である長崎県において、壱岐市は16年連続で最も高い単位面積当たりの収穫量を実現しています。一方で、農家の高齢化や担い手不足という課題を抱えており、収穫量の維持と拡大には新規就農者の増加が不可欠です。アスパラガスのハウス栽培では、きめ細やかな水やり・施肥などの作業が必要なことから、長年の経験や人手による作業に依存しており、新規就農の妨げとなっています。そのため、データや自動化技術を活用した栽培の最適化や軽労化の実現が求められています。
  • この度、当社とルートレック社は壱岐市とエンゲージメントパートナー協定を締結し、壱岐市でアスパラガスのハウス栽培のスマート化実証を開始しました。遊休ビニールハウスを再利用し、「クボタインキュベーションファーム」で実証してきた、データに基づく栽培最適化ソリューションや、水やり・施肥などの自動化ソリューションを導入した安価で生産性の高い栽培体系を確立し、新規就農の促進に貢献してまいります。加えて、当実証で得た知見を活かし、他の地域におけるハウス栽培のスマート化の取り組みも進めてまいります。

2.エンゲージメントパートナー協定における主な取り組みの内容

  1. 農業に係る課題の解決と新たな価値創造への取り組みに関すること
  2. 協定参画者のネットワークを活用した新たな取り組みに関すること
  3. 壱岐市のスマート農業の推進に関すること など

3.実証における役割

役割
壱岐市
  • 実証ハウス構築に関する支援
  • スマート農業技術の導入、普及に向けた支援
株式会社ルートレック・ネットワークス
  • 栽培管理
  • AIを活用した最適な水やりと施肥、環境制御の自動化
株式会社クボタ
  • データの相互利活用環境の構築
  • スマートソリューションの開発

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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