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「大津市大津終末処理場水処理施設再構築工事」に関する契約を締結 MBR*を導入し、限られた敷地内で施設を再構築

2023年5月25日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)を含む民間企業グループはこの度、日本下水道事業団との間で、「大津市大津終末処理場水処理施設再構築工事」(以下「本案件」)に関する契約を締結しましたので、お知らせします。

  • MBR(Membrane Bio-reactor):膜分離活性汚泥法:微生物による生物処理と膜による固液分離処理を組み合わせた水処理方法

1.本案件の概要

件名 大津市大津終末処理場水処理施設再構築工事
内容 MBR(膜分離活性汚泥法)を用いた下水処理施設の設計・建設および性能評価検証
発注方式 設計・施工一括(DB:Design Build)方式
工期 (設計・建設)2023年3月21日~2027年3月31日
(性能評価検証)2027年4月1日~2029年3月31日
契約先 日本下水道事業団 (委託元:滋賀県大津市)
契約締結日 2023年3月20日
契約金額 約53.4億円(税込)
構成員 株式会社クボタ(代表企業)、佐藤工業株式会社、東芝インフラシステムズ株式会社

2.本案件の背景と特徴

  • 大津終末処理場は、供用開始から50年以上が経過し、老朽化が著しく進行しています。加えて、放流先である琵琶湖の更なる水質改善を図るため、全量高度処理化を進めることが求められています。
  • 本処理場を再構築するにあたり、処理場内の限られた敷地で既存施設を運用しながら長期にわたって施設の更新を進める必要があり、本案件はその第1期事業として進めるものです。
  • 水処理方式には、従来の方式と比べてコンパクトな施設でありながら清澄で安全な高度処理水を得ることができるMBR(膜分離活性汚泥法)が採用されました。処理水は、一部を再利用水として場内にて利用します。
  • 本案件は、大規模MBRの豊富な実績を有する当社の強みを生かした提案に加え、周辺に公園や観光ホテルがある立地での市民や観光客への安全対策及び景観対策が評価され、受注に至りました。

3.本案件における当社の役割

  • 当社は主に、機械設備の設計・製作・建設工事及び、供用開始日から2年間、施設の処理能力・処理性能を評価検証する業務を担います。
  • これまで培ってきた水環境事業のノウハウを活かし、水生動植物の宝庫とされる琵琶湖のほとりにある処理場へのMBRの導入工事を通じて、大津市下水道事業の長期間にわたる安定的で効率的な運営の実現に寄与し、地域社会の発展や水環境の保全に貢献してまいります。

4.今後の展開

  • 昨今、上水道・下水道・雨水排水など重要なインフラ施設の整備・運転・維持管理において、民間活力の導入が進められています。
  • クボタグループは、上水・下水における様々な製品・技術・サービスを有する「水」のトータルソリューション企業として総合力を活かし、今後も水インフラの持続・発展に貢献してまいります。
  • 膜ユニット外観

  • 施設外観イメージ

本件に関するお問い合わせ先

水環境ソリューション開発部 TEL:03-3245-3128

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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