米国のAgTechスタートアップ企業に出資 作物管理・灌漑(かんがい)自動化・収量管理サービス等を手掛けるFarmX社
2020年4月16日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、センサー及びAI技術に強みを持ち、灌漑自動化(作物にとって最適な給水の自動化)並びに作物の生育環境最適化・収量最大化のための一体型プラットフォームサービスを手掛ける米国のスタートアップ企業「FarmX, Inc.」(以下「FarmX社」)に出資しました。
当社はFarmX社への出資により、米国等における農業経営の高効率・収益化に貢献して参ります。
記
1.背景とねらい
- 当社は、社外パートナーとの連携によるオープンイノベーションの推進部門として、昨年6月に「イノベーションセンター」を立ち上げました。現在、昨年8月に出資したAdvanced Farm Technologies社、本年1月に出資したAbundant Robotics社をはじめとした、スタートアップとの協業交渉を進めております。
- このたび当社は、イノベーションセンターの注力領域である果樹・野菜・ブドウ・ナッツ農家においてニーズが高まっている「ほ場管理」に着目し、データ採取・解析・予測のための先進的なモデル構築及びAI技術、機械学習及びIoTセンサーを用いた作物管理サービスを手掛けるFarmX社へ出資する事といたしました。
- FarmX社は、収量増や労務費の低減、及び水・電気使用量削減による農家の収益改善に寄与するソリューションを提供しています。
- 今回の出資により、果樹・野菜・ブドウ・ナッツ等の領域における精密農業実現のためのプラットフォーム開発を強化すると共に、出資しているスタートアップ企業2社との連携も視野に入れ、米国等における農業経営の高効率・収益化に貢献して参ります。
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土壌センサーのデータ・位置情報の可視化イメージ
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ワイナリーの灌漑システムのイメージ
2.FarmX社の概要
社名 | FarmX, Inc.(ファーム エックス 株式会社) |
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会社設立 | 2014年11月 |
所在地 | 米国カリフォルニア州 |
事業内容 | 灌漑自動化並びに作物の生育環境最適化、収量最大化のための一体型プラットフォームサービスの提供 |
<ご参考>
社名 | Advanced Farm Technologies, Inc. |
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会社設立 | 2018年 |
所在地 | 米国カリフォルニア州 |
事業内容 | イチゴの自動収穫ロボット開発及び、収穫作業請負サービス |
社名 | Abundant Robotics, Inc.(アバンダント ロボティクス株式会社) |
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会社設立 | 2016年 |
所在地 | 米国カリフォルニア州 |
事業内容 | リンゴの自動収穫ロボット開発及び、収穫作業請負サービス |
- リリースに関するお問い合わせ先
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株式会社クボタ
コーポレート・コミュニケーション部 広報室 TEL:06-6648-2389
東京広報室 TEL:03-3245-3052
以上
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