宮城県の実業高校2校で「モノづくり特別講座」を実施 モノづくり現場で働く従業員が地域産業を支える技術者育成に貢献
2015年06月25日
当社は、東日本大震災で被災された宮城県農業高等学校の生徒を対象とした初めての「モノづくり特別講座」を実施します。
同校の卒業生をはじめ、実際に生産現場で働く当社従業員が、直接、生徒に技術指導を行い、未来の地域産業を担う技術者育成をサポートします。
また、宮城県気仙沼向洋高等学校の生徒を対象とした同講座も昨年に引き続き実施します。
記
1.実施概要
(1)講義内容及び講師情報
講義内容 | 講師の所属と人数 | 講師の略歴 |
---|---|---|
①卒業生講話 | 宇都宮工場1名 筑波工場1名 |
両校の卒業生 |
②エンジン組立 | 堺製造所3名 筑波工場2名 |
エンジン製造現場に8年~46年間従事 している従業員 |
③仕上げ(機械組立) | 枚方製造所1名 筑波工場1名 |
ポンプ製造現場に43年間 生産技術(改善)現場に34年間従事している従業員 |
①卒業生講話…共通
平成23年から継続実施している被災地特別求人に応募し、両校から平成25年4月に当社に入社した従業員が、農業機械の生産現場での経験をもとに、モノづくりの楽しさ、苦労、社会人として学んだことを後輩に伝えます。
②エンジン組立・③仕上げ(機械組立)実習講義…いずれかを選択
入社以来、生産現場の第一線で活躍する当社従業員が、これまで培ってきたノウハウ、思い、モノづくりを通じた人材育成や社会貢献のすばらしさを、実習と講義を通じて伝えます。
(2)実施日時及び対象学年・対象学科
- 【宮城県農業高等学校】
-
- 日 時:平成27年7月1日(水)9:00~15:00
- 実施場所:同校校舎内
- 対象学年:農業機械科2年生
- 対象人数:40人
- 【宮城県気仙沼向洋高等学校】
-
- 日 時:平成27年7月3日(金)8:55~15:00
- 実施場所:同校校舎内
- 対象学年:機械技術科3年生
- 対象人数:40人
2. 目的・狙い
- 当社は創業以来、「食料・水・環境」の分野で社会の課題解決を目的とした事業活動を展開しております。
- 東日本大震災の復興支援活動を継続的に実施しており、中でも甚大な被害を受けられた宮城県農業高等学校と福島県立磐城農業高等学校に対して、
鉄コーティング直播実習などの支援を行っております。 - 宮城県気仙沼向洋高等学校は気仙沼市を始めとする三陸地方沿岸市町村の主要産業である造船業・船舶のエンジン整備士・機関士など、
また宮城県農業高等学校は農業機械整備士などを数多く輩出する地域貢献性の高い実業高校です。 - 今回の支援では、モノづくりの第一線で活躍する当社従業員がモノづくりへの思いや素晴らしさを生徒の皆さんに直接お伝えすることで、
未来の地域産業を担う技術者の育成に貢献できればと考えております。
3. これまでの両校への支援状況
- 東日本大震災により校舎が全壊し、実習設備・機器も流失損壊したため、各種実習の再開が出来ずにおられた
宮城県農業高等学校と宮城県気仙沼向洋高等学校に対し、当社エンジンを寄贈しました。
内訳:
宮城県農業高等学校 ディーゼルエンジン7台
宮城県気仙沼向洋高等学校 ガソリンエンジン6台 - 平成26年度に気仙沼向洋高等学校を対象に当社従業員を講師とした特別講座を実施しました。
同校では昨年に続く2年目の取り組みとして本講座を実施し、今回、新たに宮城県農業高等学校を対象として実施します。
*その他の東日本大震災復興支援の取り組みにつきましては、下記URLをご参照下さい。
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<ご参考>昨年の様子(宮城県気仙沼向洋高等学校)
以上
ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。