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北米に水・環境研究所を設立

2015年5月8日

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、社長:木股昌俊、以下、「当社」)は、このたび、MBR*処理システム技術を中心とした水処理技術の強化のため、当社の水・環境事業で初の海外研究開発拠点を米国オハイオ州カントン市に設立します。

  • MBR(Membrane Bio-reactor)/膜分離活性汚泥法:微生物による生物処理と膜による固液分離処理を組み合わせた水処理方法。

1.設立の背景と狙い

  • 北米・欧州の下水処理市場では、処理水の規制強化や処理場の改築更新・統廃合への対応が求められています。そのような中、当社は既存の反応槽を活用しながら処理水質を高めることができる、中大規模処理施設向けのMBR用膜分離装置を開発し、受注活動を推進してまいりました。
  • 今後、MBR用膜分離装置のみならず、現地ニーズに適合したMBR処理システム技術を確立するためには、現地の研究開発体制の構築が不可欠になります。このたび、米国のカントン市下水処理場内にMBR処理システムの研究開発拠点を設立し、地域の気候や水質に合った膜システムの設計力を強化するとともに運転管理のノウハウを蓄積します。
  • また、本拠点は、当社の膜システム技術をお客様に見ていただく場としても利用することで、認知・理解度向上の効果が期待できるほか、その他水処理関連の新規技術開発に向け、関連企業、自治体、大学などとも連携を推進してまいります。

2.概要

(1)設立場所 米国オハイオ州カントン市下水処理場内
(2)設立時期 2015年9月完工、同年12月開所予定
(3)施設名 クボタ北米水・環境研究所
(英名:Kubota Water&Environment R&D Center U.S.A.)
(4)投資額 総額2.5millionUSドル
(5)人員数 3名(2016年4月時点)
(6)施設規模 敷地面積1720m2、建屋面積780m2(事務所棟160m2、実験棟620m2
  • <カントン市下水処理場>

  • <MBR用膜分離装置(SP400)>

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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