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ニュースリリース

2013年10月15日

米国Canton市にて北米最大規模のMBR水再生処理施設を受注

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、会長兼社長:益本康男)の100%子会社であるKubota Membrane U.S.A. Corporation(アメリカ合衆国ワシントン州)は、米国オハイオ州カントン市にて、膜分離活性汚泥法(MBR)を用いたものとしては北米最大規模の水再生処理施設を米国パートナーとの協業にて受注致しました。
本施設受注のために開発した大規模処理施設向け膜分離装置により、下水処理場の統廃合に伴う処理施設の大規模化ニーズに応え、欧州や中東などでの大規模施設案件受注を狙います。

【受注内容】

○施設名 Canton Water Reclamation Facility(カントン市水再生処理施設)
○所在地 アメリカ合衆国オハイオ州カントン市
○製品 大規模処理施設向け膜分離装置 クボタ液中膜
○水量 15.9万m3/日 (北米最大規模、クボタ最大規模)
○受注額 2,880万US$(約28.8億円)
○受注日 2013年10月10日 
○稼動日 2017年1月
○商流 カントン市よりOVIVO社(エンジニアリング会社)を通じて受注

【受注までの経緯】

カントン市は、設備老朽化と処理水の規制強化に対応するため、2008年から施設改造計画を推進してきました。既設の水槽を活用しながら、処理水質を高めるために膜分離活性汚泥法(MBR)を採用することとなりました。
当社はこれまで中小規模処理施設向けに強みのある製品を有していましたが、本件に向けて大規模処理施設向けの製品開発を行い、精力的な営業活動の末、受注に至りました。

【クボタ液中膜とは】

クボタ液中膜は、微生物を利用して排水を浄化し、浄化された処理水と浄化に利用した微生物を分離するフィルターです。孔の直径は0.4μm(1万分の4mm)と非常に小さく、排水中の病原菌などを分離することができます。省スペース・省エネルギー・高度排水処理を同時に実現しています。 (http://env.kubota.co.jp/ekityumaku/introduce.html)

 

【クボタの膜事業】

当社は1980年代後半からMBRの技術開発に取り組み、1991年に「クボタ液中膜」の販売を開始しました。 2001年にイギリス・ロンドン市に設立したKubota Membrane Europe Ltd.、2005年にアメリカ・ワシントン州に設立したKubota Membrane U.S.A. Corporation、更には2011年に中国・上海市に設立したKubota Environmental Engineering (Shanghai) Co.,Ltd.を拠点にヨーロッパ、アメリカ、中国、中東、東南アジアに納入されたクボタ液中膜は世界各国から高い評価を頂いております。

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。