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上水道市場向けクラウド方式配水監視システムを受注 広島市水道局「配水監視システムの構築及び運用・保守業務」に関する契約を締結

2020年5月11日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、この度、広島市水道局との間で、「配水監視システムの構築及び運用・保守業務」(以下、「本業務」)に関する契約を締結しましたので、お知らせします。

1.本業務の概要

業務名 配水監視システムの構築及び運用・保守業務
業務内容 広島市内39か所の配水監視装置・水圧監視装置の状態監視データ(流量・流向、水圧)と、水道施設情報管理システム*から提供される水道施設情報データを同一システムで閲覧可能なクラウド監視サービスの提供・保守
業務期間 2020年4月~2026年3月
【システム構築期間】2020年4月~2020年9月
【システム提供期間】2020年10月~2026年3月
監視施設数 配水監視装置 32か所、水圧監視装置 7か所
地図情報量 弁栓類・その他設備類 約100,000件、配水池・ポンプ所 約600か所
管路類 約5,600km
契約金額 約54百万円(税込)
  • 水道施設情報管理システムは、広島市が運用している管路台帳情報や水道施設情報等の属性情報を、地図上で管理する閉域網環境下のオンプレミス型地理情報システムのことです。基本地形図及び管網図、竣工図書のデータベース化を行い、管網解析機能など各種機能を利用することで、維持管理業務や計画業務に役立てる事が可能です。

2.本業務の特徴と当社グループの役割

  • 本業務は、老朽化した既設配水監視システムの更新に際し、維持管理の効率化に寄与するシステムの導入を目的として広島市水道局より発注された業務です。
  • 流量や流向、水圧等の状態をリアルタイムに把握するための『状態監視システム』と、水道管路や消火栓等の位置情報や管路口径、布設年度等の属性情報を地図上で管理する『水道施設情報管理システム』は、従来個別のシステムとして運用されることが多く、本業務のように1つのクラウド型システムとして運用するのは新しい事例です。
  • 今回、初期導入費や通信費が安価で、インターネット環境のある場所であればどこからでも利用可能なクラウド方式を採用し、『状態監視システム』と『水道施設情報管理システム』を1つのシステムとして運用することにより、異常発生時の異常原因箇所の早期特定による対応の迅速化や、事前に現地対応時に必要な準備が可能になる、といった維持管理の効率化が期待されています。
  • 当社は約15年にわたってインフラ施設向けのクラウド監視システム(現サービス名称「KSIS」:KUBOTA Smart Infrastructure System)を安定的に運用してきた実績を有しています。KSISは状態監視データを各施設から収集するための通信端末装置(MU-1000シリーズ)を自社開発しており、その目的や用途に合わせた最適な提案が可能で、本業務においてもこの通信端末装置を設置し、システム運用を行います。
  • また当社は、国内の水道施設情報管理システムでトップクラスのシェアを持つ管総研(本社:兵庫県尼崎市、代表取締役社長:三好秀幸)をグループ内に有しており、本業務において、これら当社グループ内で有する知見や技術を活かし、より安定的且つ効率的な水道事業の実現に寄与できるシステムを提供してまいります。

3.今後の展開

  • より安価で効率的な維持管理を実現するため、施設の「状態監視システム」と「水道施設情報管理システム」をクラウド上で一体運用するニーズは今後増してくると想定されます。
  • 当社グループは水総合メーカーとして、本業務を通じて得られた知見も含めた製品・技術・サービスの提供を通じて、今後も水インフラの持続と発展に貢献してまいります。
  • 広域監視画面完成イメージ

  • 個別施設監視画面完成イメージ

本件に関するお問合せ先

環境プラント営業部 (TEL.03-3245-3337)

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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