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全地形型プラットフォーム車両「KATR」のコンセプトが
「2025年レッドドット・デザイン賞」を受賞

2025年10月15日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)が開発を進める全地形型プラットフォーム車両「KATR」が、世界三大デザイン賞(*1)のひとつである「レッドドット・デザイン賞」(主催:独ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)のデザインコンセプト部門において、「レッドドット賞」を受賞いたしました。

  1. *1.ドイツの「レッドドット・デザイン賞(Reddot Design Award)」とドイツの「iFデザイン賞(iF design award)」、アメリカの「IDEA賞(International Design Excellence Award)」の3つのデザイン賞。

「KATR」について

(1)製品のコンセプト
  • 「KATR」は、傾斜地や凹凸のある路面でも4本の脚を油圧で曲げ伸ばしして適切な重心を維持することで、荷台を平に保ちながら走行することができるため、不整地でも最大240kgの積載物の運搬が可能です。製品設計・デザインともにモジュール設計(*2)を採用しており、車幅やホイールの大きさなどの仕様を柔軟に変更することができ、さまざまな作業条件にスムーズに対応可能です。
  • さらに、多様な機器と組み合わせるプラットフォームとして使用することで、農業や林業、建設業、災害現場など幅広い現場での活用が期待されています。
  • 将来的には、AIや自動運転技術を活用し、人と協働する自律型の車両化を構想しています。

  1. *2.製品を複数の独立した部品群(モジュール)に分けることで、組み合わせや変更が容易になる設計手法です。このアプローチにより、特定のニーズに合わせて機能を追加したり、アップグレードしたりすることが可能になります。
(2)デザインの特長
  • 人と協働する車両にふさわしい生き物のような親しみやすさと力強さを備えた、合理的で洗練されたデザインをめざしました。前後対称の外観は自動運転車両としての柔軟な作業性を象徴していることに加え、モジュール設計のため様々な仕様に対応できるのも特長です。
  • また、光や音で車両の状態や作業提案などを自発的に行うことを構想しています。車体の照明による進行方向の明示や、人が近づき一時停止した場合にセンシングしていることの可視化に加え、音声で作業提案を行うなど、人との双方向コミュニケーションによる、人と車両の自然な協働を可能にします。

当社は、優れた技術による未来を描きながら、お客様に寄り添った製品開発に取り組んでいます。これからも現場に足を運び探求を重ねることで、お客様の期待に応える優れた製品とソリューションを提供してまいります。

【レッドドット・デザイン賞について】

  • 「レッドドット・デザイン賞」は、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)が主催する国際的なデザイン賞で、60年以上の歴史があります。
  • 「プロダクトデザイン」、「ブランド&コミュニケーションデザイン」、「デザインコンセプト」の3つの部門に分かれており、それぞれ年に一度世界的なデザインの専門家による審査が行われます。
  • 「KATR」が受賞した「デザインコンセプト賞」は、コンセプトや試作機から市場投入前の製品まで、開発段階にあるものが対象になります。
  • 審査では、革新性、美的品質、実現可能性、機能性、感性価値、影響力(実利性・社会貢献度)の6項目おいて総合的に評価されます。

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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