植物用紫外線照射装置を開発・製造・販売するUV Boosting社に出資
2024年10月24日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、果樹や芝などに紫外線を照射することにより植物自体の抵抗力を高め、農薬の使用量削減や収穫量の増加を実現する装置を開発・製造・販売するフランスのスタートアップ企業、UV Boosting社に出資しました。
記
1.背景とねらい
- 欧州では、環境負荷の低減と持続的な成長をめざすための取り組みが進んでいます。また、生態系に配慮した栽培方法が急速に普及し始めています。そのため、化学農薬の使用量の低減に向けたソリューションの需要が拡大していくと考えられます。
- このたび出資したUV Boosting社は、果樹の栽培やスポーツ施設などの芝の手入れに使用する紫外線照射装置を開発・製造・販売しているフランスのスタートアップ企業です。
- UV Boosting社の紫外線照射装置は、紫外線の中でもより短い波長の光を葉に照射することで、病原体へ抵抗性を高めるサリチル酸などの植物ホルモンの分泌を促します。植物自体の病原体への抵抗力が上がることで、病気を抑制し農薬の使用量の削減が可能です。さらには、霜や干ばつなどの悪天候による植物の生育障害の影響も低減することができるため、収穫量の増加が期待できます。
- 当社は果樹をはじめとしたスペシャリティクロップの分野でのソリューション提供に注力しており、今後もスタートアップ企業への出資や協業などを通じて、農業経営の安定や環境負荷低減に貢献してまいります。
2.UV Boosting社の概要
会社名 | UV Boosting社(https://uvboosting.com/?lang=en) |
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代表者 | Baptiste Rouesné |
事業内容 | 植物用紫外線照射装置の開発・製造・販売 |
設立年 | 2017年 |
所在地 | フランス共和国、サン=ノム=ラ=ブルテッシュ |
ご参考
UV Boosting社の技術紹介動画(英語)
以上
ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。