大阪市水道局から「大阪市水道基幹管路耐震化PFI事業」を受注 水道基幹管路の更新に、PFI方式を全国初導入
2024年4月17日
株式会社クボタ
株式会社クボタ（本社：大阪市浪速区、代表取締役社長：北尾裕一、以下「当社」）を含む企業グループが設立した特別目的会社（SPC）「ウォーターパートナー大阪管路株式会社」（以下、「当SPC」）は、このたび、大阪市水道局との間でPFI方式による「大阪市水道基幹管路耐震化PFI事業」（以下「本案件」）に関する事業契約を締結し、事業を開始しましたのでお知らせします。
記
１．本案件の概要
| 事業名 | 大阪市水道基幹管路耐震化PFI事業 | |
|---|---|---|
| 事業内容 | 基幹管路約38km(予定)の更新に係る計画業務,運営業務,設計業務,施工業務,施工監理業務 | |
| 更新予定路線 | 配水本管φ400～1067mm×26㎞ | |
| 送水管φ1200～1500mm×12㎞ | ||
| 事業期間 | 2024年4月1日～2032年3月31日（予定） | |
| 事業方式 | PFI方式（施設の所有権を自治体が有したまま、公共施設等の建設、維持管理、運営などに民間事業者の先進技術や創意工夫などを取り入れることで、効率的かつ良質なサービスを提供する手法） | |
| 契約締結日 | 2024年3月28日 | |
| 契約金額 | 約525.5億円（税込） | |
| 事業者 |
ウォーターパートナー大阪管路株式会社 【構成企業】 【協力企業】 |
|
2．本案件の背景と特徴
- 大阪市水道局では、「大阪市水道経営戦略（2018-2027）」に基づき、切迫性が指摘され、その対策が急務となっている南海トラフ巨大地震や、大阪市が想定最大規模の地震とする上町断層帯地震の発生時においても、当面必要となる水道水を供給できるようにする対策を推進しています。
- 本案件は、市内の浄・配水施設を繋ぐ基幹管路の更新をPFI事業として実施することで、民間事業者の技術力と創意工夫の発揮により、コストを抑制しつつも要求される品質を確保し、水道基幹管路更新のペースアップを図るものです。
- 当SPCの合理的かつ効率的な実施体制や業界トップ企業の品質管理手法、PFI事業による効率化を追求した技術提案が評価され、選定に至りました。
3．本案件における当社の役割
- 当社は、水道基幹管路更新の計画・設計・施工までの一連の業務を担います。
- 老朽化した水道基幹管路の更新事業におけるPFI方式の導入は全国初となります。当社は、これまで培ってきた管路整備の技術力やノウハウを最大限に活用し、大阪市の水道基幹管路更新を通じて、地域の生活環境向上に寄与してまいります。
4．今後の展開
- 昨今、重要な水環境インフラ施設の整備・運転・維持管理においては、民間企業による事業ノウハウや資金の活用・導入が進められています。
- クボタグループは、上水・下水における様々な製品・技術・サービスを有する「水」のトータルソリューション企業としての総合力を生かし、今後も水環境インフラの持続・発展に貢献してまいります。
以上
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