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「三浦市公共下水道(東部処理区)運営事業」に関する実施契約を締結 コンセッション方式による効率的かつ効果的な下水道事業の運営に貢献

2023年1月11日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)を含む民間企業グループが設立した特別目的会社(SPC)「三浦下水道コンセッション株式会社」(以下、「当SPC」)は、この度、神奈川県三浦市との間で、コンセッション方式による「三浦市公共下水道(東部処理区)運営事業」(以下「本事業」)に関する、公共施設等運営権実施契約を締結しましたので、お知らせします。

1.本事業の概要

事業名 三浦市公共下水道(東部処理区)運営事業
事業概要 【対象施設】
  • 処理場(東部浄化センター)
  • ポンプ場(金田中継センター)
  • 管路施設(幹線管きょ*1、枝線管きょ、マンホールポンプ等、下水処理に係るもの全て)
【事業の範囲】
  1. 主たる事業
    1. 対象施設の経営に関する業務
      (経営計画書の作成、実施体制の確保、財務管理など)
    2. 対象施設の各種計画に係る支援に関する業務
      (ストックマネジメント*2の検討、下水道事業計画変更案の作成など)
    3. 対象施設の維持管理、及び改築に係る企画、調整及び実施に関する業務
    4. 管路施設の増築に係る企画、調整及び実施に関する業務
  2. 附帯事業

    既存の処理工程に捉われない新たな処理工程の導入等による、コスト削減、収益性向上、環境負荷低減等に資する取り組み

  3. 任意事業

    運営権者等が自らの負担で行う独立採算の事業

事業方式 コンセッション方式
(施設の所有権を自治体が有したまま、施設の運営権を民間事業者に設定する方式)
事業期間 2023年4月1日~2043年3月31日(20年間)
契約締結日 2022年12月28日
契約者 三浦下水道コンセッション株式会社
【出資者(構成員)】
前田建設工業株式会社(代表企業)、株式会社クボタ、東芝インフラシステムズ株式会社、日本水工設計株式会社、株式会社ウォーターエージェンシー
  • *1.下水を運ぶ水路のこと。
  • *2.施設の老朽化の進展を考慮して優先順位付けを行い、修繕・改築等の施設管理の最適化を行うこと。

2.本事業の背景と特徴

  • 三浦市の下水道事業においては、施設の老朽化に伴う点検・更新需要の増大や、職員の不足、人口減少による下水道使用料収入の減少といった課題を抱えています。
  • 三浦市ではこうした課題の解消に向けて、官民連携手法による下水道事業の経営改善を検討し、20年間の運営事業にコンセッション方式を導入することを決定しました。
  • 本事業は、民間事業者の経営ノウハウや先進技術、創意工夫などを取り入れることにより、中長期的な投資戦略の改善、持続可能で収支のバランスが取れた下水道事業の運営などが期待されています。
  • なお、本事業は一処理区において、管路を含めた公共下水道施設全て(処理場、ポンプ場、管路)の施設運転や維持管理、更新までをコンセッション方式で実施する、国内で初めての事例です。
  • 当SPCは、効率的かつ効果的な下水道事業の運営を実現するための具体的な提案が評価され、この度実施契約を締結しました。

3.本事業における当社の役割

  • 当社は、主たる事業及び任意事業等において、事業運営に参画してまいります。
  • これまで培ってきた水環境事業のノウハウを活かし、三浦市下水道事業の長期間にわたる安定的で効率的な運営の実現に寄与し、地域社会の発展に努めてまいります。

4.今後の当社の事業展開

  • 昨今、上水道・下水道・雨水排水など重要なインフラ施設の整備・運転・維持管理において、民間活力の導入が全国的に進められています。
  • クボタグループは、上水・下水における様々な製品・技術・サービスを有する水のトータルソリューション企業として総合力を活かし、今後も水インフラの持続・発展に貢献してまいります。
本件に関するお問い合わせ先

水環境ソリューション開発部 TEL:03-3245-3128

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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