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クボタの営農支援システム「KSAS」、社外とのデータ連携を開始 営農データをオープン化、スマート農業の発展を目指す

2022年6月28日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、営農支援システム「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」に蓄積する営農データを他社がサービス提供する各種システムで利用できるようにするため、システム開発者向けに「KSAS API*」の提供を開始します。
KSASと他社システムを併用するユーザーの利便性向上に加え、KSASが蓄積する豊富なデータを利用可能にすることで、社外パートナーによる新たなシステムやサービスの開発を促し、スマート農業の推進を通じた日本農業への貢献を目指します。

  • API:「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)」の略称であり、システム間連携を容易にする為に、連携のルール・仕様を定義し、一部の機能を効率的に共有できる仕組みです。

1.背景と狙い

  • 農業生産者の高齢化が急速に進むなど、国内農業が多くの課題を抱える中、スマート農業の推進によって農業の大規模化やコスト競争力強化、農作物の高付加価値化といった国内農業の成長に寄与すべく、当社は農地情報や作業履歴、収穫実績、農機の稼働情報等をパソコンやスマートフォン等を使って管理・閲覧できる営農支援システム「KSAS」のサービス提供を2014年に開始しました。
  • サービス開始から約8年が経過し、他社からも農業に係るシステムが数多くリリースされています。
    それらのシステムは各社個別に運営されていてデータが連携されておらず、複数のシステムを活用する農業生産者を中心にシステム間でのデータ相互利用などのニーズが顕在化してきています。また、政府からも内閣府によるSociety5.0(データ駆動型社会)や、農林水産省による「農業分野におけるオープンAPI整備に関するガイドライン」の整備等、データ利活用がしやすい環境の整備が求められています。
  • 当社はすでに官民共同の農業データ連携基盤「WAGRI」の「農機OpenAPI」を介して当社の農機の稼働情報等のデータを提供していますが、さらに農地情報や作業履歴といったKSASに蓄積されているデータもオープン化し、他社システムと容易に連携できるよう「KSAS API」の提供を開始します。
  • 当社はKSAS APIの提供により他社システムと連携することで、日本の農業発展、スマート農業推進に貢献してまいります。

2.KSAS APIの概要

対象
日本国内の営農支援サービスを提供している法人・組織
  • KSAS APIの利用には当社との契約が必要です
  • 各種データの利用に際しては当該農業生産者の同意が必要です
利用可能なデータ項目
営農組織情報、農地情報
  • 今後、農薬情報、肥料情報、作業日誌情報、作付計画情報も公開予定
ウェブサイト
KSAS APIのご利用についてのお問い合わせ先

KSASサービスデスク:0120-527-800

ご参考

WAGRIの農機OpenAPIを介して利用可能な当社のデータ項目
農機の基本情報 、位置情報 、稼働時間、燃料消費量 他

KSASウェブサイト

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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