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ラオス人民民主共和国からルアンパバーン市の上水道拡張工事を受注

2021年11月24日
株式会社クボタ

株式会社クボタの100%子会社である株式会社クボタ建設(本社:大阪市浪速区、社長:荒川範行)は、ラオス人民民主共和国から、同国北部の主要都市ルアンパバーン市の上水道拡張工事を受注しました。
本案件は2019年10月に日本政府とラオス政府が調印した無償資金協力*の一環です。
クボタ建設はラオスを含めたアジア諸国の工事で長年培ってきた上水道建設の技術やノウハウを最大限活用して本案件に取り組み、ルアンパバーン市の水供給能力の向上に貢献してまいります。

  • 開発途上国に資金を贈与し、開発途上国が経済社会開発のために必要な施設を整備すること等を支援する形態の資金協力

1.事業の背景・目的

  • ラオス政府は、2030年までに全国各都市の中心部の水道普及率を90%にすることを目標にしています。
  • ルアンパバーン市では、水道普及率の目標は達成しているものの、市中心部の配水池及び配水管路の老朽化による漏水や給水水圧の不足、また同地域への給水を担うナムカン浄水場の施設能力不足による水質汚濁の問題があり、安全な水の供給に課題を抱えています。
  • また、世界遺産に登録されている同市には年間65万人(2017年時点)の観光客が訪れ、水需要の増加も見込まれるため、安全で安定的な水を持続的に供給する必要があります。
  • 本案件でナムカン浄水場の改修・改築、配水池の建設、市内の配水管路の拡張工事を行うことにより、水道普及率は90.2%(2017年)から96.2%(2025年)に、給水人口は約59,000人(2017年)から約71,000人(2025年)に向上します。水量の安定化、水質及び水圧の改善などの水供給能力の向上を通じて、同市の持続可能な都市環境整備に貢献いたします。

2.事業概要

案件名 ルアンパバーン市上水道拡張計画
発注者 ラオス人民民主共和国 公共事業運輸省水道局(DWS-MPWT)
工期 26カ月(2022年1月~2024年3月)
工事概要
  • ナムカン浄水場改修改築工事
    • 取水ポンプ取替工事(6台、12,000m3/日)
    • 新設着水井建設工事(12,000m3/日)
    • 新設フロック形成池及び沈殿池建設工事(6,000m3/日)
    • 送水ポンプ据付(6,000m3/日)
    • 排水処理施設建設工事
    • 場内配管・機械設備・電気設備工事
  • 配水池新設工事(1,500m3/日)
  • 市内配水管網拡張工事(高密度ポリエチレン管敷設 約58km)
契約金額 16億円

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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