設計・施工一括(DB)方式による国内最大級の管路整備事業を受注 大阪広域水道企業団発注「送配水管及びポンプ場設計整備事業」に関する契約を締結
2021年11月1日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一)、株式会社クボタ建設(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:荒川範行)を含む民間企業グループは、この度、大阪広域水道企業団(以下、「企業団」)との間で、設計・施工一括発注(DB:Design Build)方式による「送配水管及びポンプ場設計整備事業(河南連絡管・富田林市ほか)」(以下、「本事業」)に関する契約を締結しましたので、お知らせします。
記
1.本事業の概要
事業名 | 送配水管及びポンプ場設計整備事業(河南連絡管・富田林市ほか) |
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事業内容 | 送配水管路及びポンプ場等施設の設計・施工(管路設計、送配水管布設工事、ポンプ場築造工事) 施設:羽曳野ポンプ場、龍泉ポンプ場、甘南備加圧ポンプ場、白木ポンプ場、下東阪配水池 管路:口径φ50mm~φ800mm、総延長:約22km |
施工地 | 大阪狭山市、河南町、河内長野市、太子町、千早赤阪村、富田林市、羽曳野市 |
事業期間 | 2021年10月22日~2030年2月28日 |
発注方式 | 設計・施工一括発注(DB: Design Build)方式 |
契約金額 | 約56億円(税抜) |
構成員 | 奥村組土木興業株式会社(代表企業)、株式会社クボタ、株式会社クボタ建設 |
2.本事業の背景・特徴
- 大阪広域水道企業団では、『大阪広域水道企業団経営戦略2020—2029』を策定し、「持続・安全・強靭」の観点から、災害に強く、安全で良質な水を持続して供給できる施設の整備を進めています。
- 本事業は、現在単一の管路で送水している大阪府河南地域において、非常時でも水道水を安定供給するために、送水管路のループ化*1及び2系統化*2によるバックアップシステムを整備するものです。
- 本事業においては、事業期間の短縮やコスト削減、職員負担の軽減を目的に、民間事業者の持つ独自の技術やノウハウの活用を期待したDB方式が企業団で初めて採用され、当民間企業グループの独自技術や、DB方式の経験を活かした提案内容が評価され、選定されました。
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参考図:本事業の内容*3
- *1.ループ化とは、管路の末端を相互に連絡して環状の管路を構築することで、事故等で断水した場合でも他ルートで送水できるようにすること。
- *2.2系統化とは、管路を複線化することで、どちらか一方が事故等で断水した場合でも、もう一方の管路で送水できるようにすること。
- *3.図に示す河南連絡管(赤色部分)と千早赤坂村内連絡管(青色部分)の管路設計と送配水管布設工事、1.本事業の概要に記載のポンプ場等施設の設計・施工が本事業の対象
3.本事業における当社グループの役割
- クボタおよびクボタ建設の当社グループは、送配水管路及びポンプ場等施設の設計から施工の一連の業務を担います。
- また、これまで培ってきた管路整備の技術力やノウハウを活かし、企業団の事業運営の効率化の実現に寄与するとともに、地域住民の皆さまに安全で安心な水道水の安定供給に努めてまいります。
4.今後の展開
- 昨今、浄水場や管路の整備をはじめとした水道施設だけでなく、下水・雨水排水などの重要なインフラ施設の整備・運転・維持管理において、民間活力の導入が進められています。
- クボタグループは、上水・下水におけるさまざまな製品・技術・サービスを有する「水」のトータルソリューション企業として、グループ全体の総合力を活かし、今後もDB方式等による水道管路および施設の整備や更新等を通じて、水インフラの持続・発展に貢献してまいります。
- 本件に関するお問い合わせ先
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水環境ソリューション開発部 TEL:03-3245-3128
以上
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