スペインのトラクタ用作業機器メーカーをグループ会社化 欧州機械事業統括子会社が買収、果樹向け製品事業を強化
2021年10月26日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)の欧州機械事業統括子会社のクボタホールディングスヨーロッパB.V(本社:オランダ王国 ニーウフェネップ、社長:花田晋吾、以下「KHE社」)は、トラクタ用作業機器(以下、「インプルメント」)を製造・販売するPulverizadores Fede, S.L.(本社:スペイン王国バレンシア市、代表者:Federico Pérez Salvador、以下「フェデ社」)の株式を100%取得し、完全子会社化することを決定しました。
記
1.背景と狙い
- 欧州では果樹の栽培が盛んであり、当社のトラクタ事業の重要市場と位置付け、果樹園での作業に適する車幅の狭い「ナロートラクタ」などを販売しています。
- スペインとポルトガルを中心に事業展開するフェデ社は、果樹栽培の防除作業(薬剤散布による殺虫、殺菌)に使用する「スプレイヤー」と呼ばれる薬剤噴霧用のインプルメントの専業メーカーです。散布対象の樹木の高さをセンサーで測定しながら噴霧する薬剤の量や風量をリアルタイムに制御するスプレイヤーや、散布場所や薬剤量などの情報を地図上で管理できるシステムなど独自の技術に強みがあり、すでに実用化しています。
- 果樹栽培では、穀物などの畑作分野と比べると機械化や精密化が進んでおらず、環境規制の強化などにより薬剤使用量の低減が求められている防除作業では、スマート農業技術の活用がとりわけ期待されています。
- 当社グループはフェデ社を子会社化することで、果樹向けインプルメントのラインナップを増やすとともに、トラクタとインプルメントの連携強化を進め、薬剤の使用量を抑えた効率的な散布による環境負荷低減や燃費低減に貢献してまいります。
- 今後、当社グループが関わるスタートアップとの連携も視野に、果樹市場での事業拡大を加速してまいります。
2.フェデ社の概要
会社名 | Pulverizadores Fede, S.L. (プルベリサドーレス フェデ社) |
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事業内容 | 果樹向けスプレイヤーの製造・販売 |
設立年 | 1967年 |
本社所在地 | スペイン王国バレンシア市 |
代表者 | Federico Pérez Salvador(フェデリコ ペレス サルバドール) |
従業員数 | 45名 |
ご参考
会社名 | Kubota Holdings Europe B.V.(クボタホールディングスヨーロッパB.V) |
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事業内容 | 欧州機械事業の統括 |
設立年 | 2017年 |
本社所在地 | オランダ王国 ニーウフェネップ |
代表者 | 花田 晋吾 |
以上
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