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大阪府岸和田市と連携協定を締結 施設園芸におけるスマート農業を推進

2021年10月13日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一 以下、「当社」)と、大阪府岸和田市(以下、「同市」)は、同市における施設園芸農業の振興を図るため、「施設園芸における環境制御技術の活用に関する連携協定」を締結しました。

  • (左)岸和田市長 永野耕平様  
    (右)㈱クボタ 常務執行役員 研究開発本部長 木村浩人

1.連携協定締結の背景・目的

  • 同市は大阪府内で農業産出額が2位と農業が盛んな自治体であることに加え、ゆめみヶ丘岸和田は大阪府が農業活性化の拠点と位置付けて整備したこともあり、今後同地区の施設園芸においても就農者数の増加や栽培面積の拡大が期待されています。
  • ハウス栽培などの施設園芸は温度や湿度、二酸化炭素濃度等の栽培環境を制御することにより、収穫量や品質の安定した農業生産が可能であり、広く一般的に普及しています。
  • 施設園芸で安定した収穫量や品質を確保するためには、農作物の生育状況に応じたきめ細やかな環境制御が必要になりますが、データを用いた環境制御装置の導入が進んでおらず、農業生産者の経験や感覚に依存しています。
  • 当社は施設園芸栽培における農業生産者の抱える課題を解決するための技術開発に取り組んでいます。この度連携協定の締結により、同市や農業生産者と連携して課題の解決に必要なデータの収集と蓄積を行うことで、栽培環境制御技術の精度向上をめざします。農業生産の現場に根差した研究開発の取り組みを通じ、収穫量や品質の安定化に貢献できる、データを活用した次世代の施設園芸の実証及び確立をめざします。

2.取り組みの方向性

  • 当社が同市のゆめみヶ丘岸和田の農整備エリアにビニールハウスを建設し、施設園芸製品の研究開発や試験を行います。
  • ゆめみヶ丘岸和田の農業生産者のビニールハウス内に設置した当社製品から環境データを収集し、環境制御技術の精度向上に向けて活用します。また収集したデータを農業生産者にフィードバックすることで収穫量や品質の安定・向上の効果を実感いただき、収益性の高い施設栽培の確立に貢献してまいります。

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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