スマートフォンで建設機械の故障修理を効率化するアプリを開発
2020年12月21日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は建設機械の故障診断アプリ「Kubota Diagnostics」を開発しました。故障診断のプロセスを効率化して、故障した機械の停止時間(ダウンタイム)を削減します。あわせて故障内容の情報を効率的に収集することで、アフターサービスの品質向上に役立てます。12月から米国で導入開始し、来年以降に日本を含む世界各地の市場に順次展開していく予定です。
記
1.アプリ開発の背景とねらい
- 建設機械の稼働率低下はユーザーの収益低下に直結するため、故障による機械の停止時間を極力短縮させることはメーカーやディーラーの重要課題です。
- 故障した製品は、ディーラーのサービスエンジニアが修理をするのが一般的です。従来、サービスエンジニアはウェブ上のマニュアルをもとに故障診断をしていましたが、故障診断に時間がかかり、当社への問い合わせが必要な場合など機械の停止時間が長くなるケースがありました。
- Kubota Diagnosticsはサービスエンジニア向けのタブレット・スマホ用アプリで、運転席に表示されるエラーコードや発生症状から、故障箇所を特定する診断フローを提供します。また3DモデルとARの活用で迅速で効率的な故障診断をサポートし、機械の停止時間削減に寄与します。
- 併せて、アプリを通じて故障内容の情報を当社が効率的に収集することができるようになるため、アフターサービスの品質向上や故障予知、顧客ニーズを一層反映した製品開発などに生かすことが可能になります。
- サービスは12月より米国で開始しました。来年以降に日本を含む世界各地の市場に対象製品を拡充し順次展開していく予定です。
2.アプリの概要
名称 | Kubota Diagnostics(クボタ ダイアグノスティクス) |
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対象機種 | コンパクトトラックローダ |
サービス開始 | 12月18日 |
対象地域 | 米国 |
【主な特長】
故障診断フロー
- 機械が発するエラーコードや不具合症状をアプリに入力することで、自動的に点検箇所や修理方法が示され、診断を効率化・迅速化します。
最新情報の提供
- 製品情報や故障情報をリアルタイムにエンジニアに共有することで、作業効率化や、未熟練エンジニアの教育に役立てることが可能になります。
3DモデルとAR
- スマートフォンのカメラを製品にかざすことで、3DモデルとARによる故障個所ガイダンスが参照でき、作業効率化に貢献します。
以上
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