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スロベニアのアグリテック企業に出資 果樹栽培等における害虫発生予測サービスのEfos社

2020年9月30日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、AIによる画像分析を活用した害虫発生予測サービス”Trapview”を手掛ける、スロベニアのEfos社に出資しました。
当社はこの出資により、果樹栽培におけるトータルソリューションの実現を目指してまいります。

  • 害虫撮影用のデバイス

1.出資の背景と概要

  • 当社は、社外パートナーとの連携によるオープンイノベーションの推進部門として昨年6月に「イノベーションセンター」を立ち上げました。各地域のニーズにきめ細かく対応するため、現在は日本とオランダの2か所に設置されています。
  • これまでに3社のスタートアップ企業への出資を完了し、先進のアグリテックやビジネスモデルへの知見を深め、農業分野でのソリューション事業の開発を加速させています。特に果樹や野菜の栽培は、穀物栽培などに比べて機械化が進展しておらず、今後の成長が期待される分野です。
  • Trapviewは、果樹などの収穫量に大きく影響する”害虫駆除”に関する先進的なサービスです。農場内に設置した害虫を捕獲・撮影する装置から送られる画像を、AIのアルゴリズムで解析して害虫の発生を予測します。効果的な害虫駆除のためには、害虫の成長段階に応じた種類の農薬を適切なタイミングで散布する必要がありますが、害虫は成長が早くタイミングを合わせるのは困難です。Trapviewでは膨大な害虫データベースと気象情報を組み合わせることで、高い精度での予測を可能にし、生産者のタイムリーで適切な対応をサポートすることができます。
  • 今回の出資により、当社が注力する果樹栽培分野において、病害虫監視・予測の技術を用いたソリューション事業を推進し、農作業の省力化・効率化に貢献してまいります。

2.出資先の概要

会社名 Efos
会社設立 2007年
所在地 スロベニア フルシェビエ
事業内容 害虫捕獲及び撮影用の装置と、AI技術を活用したアルゴリズムによる画像分析からなるサービスなどを提供

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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