米国に小型建設機械の製造拠点を新設 生産能力を増強し、世界最大の小型建機市場の事業展開を加速
2020年8月17日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一 以下「当社」)は堺製造所(大阪府堺市)で生産する北米市場向けの小型建設機械「コンパクトトラックローダー(以下、CTL)」の生産の一部を米国に移管します。このたび、当社の米国子会社 Great Plains Manufacturing Inc.(以下、GPM)がカンザス州サライナ市にCTLの生産拠点を新設し、2022年から量産を開始します。生産拠点の新設により、顧客の要望にスピーディに対応できる体制を構築することで、小型建機事業の更なる拡大を目指します。
1.背景とねらい
- 北米は世界最大の小型建機市場であり、近年当社は販売網の強化や製品ラインナップの拡充などにより、事業拡大を図っています。
- その一環として、2016年にはトラクタや建設機械に装着して使用する作業機器の開発・生産に強みを持つGPMをグループに迎え、顧客ニーズに基づいた開発・生産・販売などシナジーを発揮しています。
- 現在、北米向けの小型建機の大半を日本国内で生産していますが、消費地である米国で生産することで、リードタイムの短縮や為替リスクの低減などが可能となることに加え、GPM社内で建設機械を製造することで、作業機器との連携をさらに高度化することもねらいとしています。
2.新製造拠点の概要
所在地 | アメリカ合衆国 カンザス州 サライナ市 |
---|---|
規模 | 土地64.7 万m2、建屋 7.4 万m2 |
投資額 | 約56億円(53Mドル) |
生産品目 | コンパクトトラックローダー1機種 SVL65 |
生産台数 | 3000台(2023年、予定) |
従業員数 | 120名(予定) |
量産開始 | 2022年9月(予定) |
3.<ご参考>GPMについて
社名 | Great Plains Manufacturing Inc |
---|---|
創業 | 1976年(クボタ系列化 2016年) |
代表者 | Linda Salem (President and CEO) |
所在地 | アメリカ合衆国 カンザス州 サライナ市 |
従業員数 | 約 1,500名 |
事業内容 | 農業機械用インプルメント、建設機械用アタッチメントの製造・販売 |
以上
ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。