DBO方式による浄水場等建設事業に参画 弘前市発注「樋の口浄水場等建設事業」に関する契約を締結
2020年6月5日
株式会社クボタ
株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一)ならびにクボタ環境サービス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三谷博徳)(以下「当社グループ」)を含む民間企業グループは、この度、青森県弘前市との間で「樋の口浄水場等建設事業」(以下、「本事業」)に関する契約を締結しましたので、お知らせします。
記
1.本事業の概要
事業名 | 樋の口浄水場等建設事業 |
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事業内容 | 樋の口浄水場、常盤坂増圧ポンプ場及び岩木川取水ポンプ場の更新にかかる設計・建設事業及び、左記に場外施設を加えた市内の水道施設の運転管理 |
事業期間 | 2020年4月1日~2041年3月31日 【設計・建設期間】2020年4月1日~2026年3月31日 【運転管理期間】2026年4月1日~2041年3月31日 |
事業方式 | DBO方式(Design Build Operate) |
施設能力 | 計画浄水量 38,000m3/日(樋の口浄水場) |
契約金額 | 約145億円(設計・建設:107億円、運転管理:約38億円)・税抜 |
構成員 | 株式会社クボタ(代表企業)、クボタ環境サービス株式会社、東芝インフラシステムズ株式会社、佐藤工業株式会社、株式会社NJS、株式会社東京設計事務所、株式会社弘新建設、弘南建設株式会社 |
2.本事業の背景と選定理由
- 本事業の対象施設である樋の口浄水場、岩木川取水ポンプ場及び常盤坂増圧ポンプ場は、建設から半世紀が経過し、施設の老朽化が顕著となっています。
- また、耐震診断でも、多くの施設が耐震性を有していないことが明らかとなり、その対策が急務となっています。
- 弘前市が、合理的な施設整備の検討を実施した結果、長期的な視点からコスト縮減と安定的な運転を図るため、上記3施設のDBO(Design Build Operate:設計、建設、運転管理一括発注)方式による発注に加え、市が運営する場外施設87カ所の運転管理業務を一括で発注するものです。
- 本事業は青森県内有数の大型浄水場における更新工事案件であり、当社グループを含む民間企業グループは「継続的なコスト削減提案」や「具体的な維持管理提案」、「先進技術の積極的活用」において優位性を認められ、契約者に選定されました。
3.当社グループの役割
- 当社グループでは、浄水場及びポンプ場における機械設備の設計・製作・建設工事及び、市水道施設の運転管理業務を担います。
- 本事業において当社グループは、「水」分野におけるトータルソリューション企業の強みを活かし、弘前市水道事業の長期間にわたる安定的で効率的な運営の実現に寄与し、地域市民の皆さまに安全で安心な水道水の供給に努めてまいります。
4.今後の展開
- 昨今、浄水施設をはじめとした上水市場だけではなく、下水・雨水排水などの重要なインフラ施設の整備・運転維持管理において、民間活力の導入が進められています。
- 当社グループは、上水・下水における様々な製品・技術・サービスを有する「水」のトータルソリューション企業を自負し、グループ全体の総合力を活かし、今後もDBO等のPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ:公民連携)事業を通じた水インフラの持続と発展に貢献してまいります。
- 本件に関するお問合せ先
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水環境ソリューション開発部 (TEL.03-3245-3128)
以上
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