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オランダのスタートアップ企業Aurea Imaging社と実証実験を開始

2020年5月11日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、オランダのスタートアップ企業「Aurea Imaging」(以下Aurea社)との1年間の戦略的提携を結びました。当社の持つ機械の技術と、Aurea社の技術を組み合わせた果樹栽培システムの自動化の実現性について、実証実験を進めてまいります。

1.提携の背景と概要

  • 当社は、社外パートナーとの連携によるオープンイノベーションの推進部門として、昨年6月に「イノベーションセンター」を立ち上げました。各地域のニーズにきめ細かく対応するため、現在は日本とオランダの2か所に設置されています。
  • 農業の中でも果樹栽培はこれまで機械化が進んでおらず、今後成長が期待される分野です。当社はこれまでに果樹栽培における先端技術を持つスタートアップ企業、3社への出資を決定しています(いずれも米国企業)。
  • Aurea社はオランダのスタートアップ企業です。ドローンやIoTセンサーで入手したデータにAIを組み合わせることで、果樹園などにおける収量予測や土壌マップ作成などのサービスを手掛けています。またドローンのマッピングサービスで豊富な実績を持ち、ドローンによる情報収集の世界的なネットワークを築いています。
  • 当社とAurea社は、Aurea社のサービスのさらなる発展に向け、共同で1年間の実証実験を行うことを決定しました。Aurea社の持つ高度なセンシング技術と、クボタの果樹園向け農業機械は補完関係にあり、これらを融合させて欧州における果樹栽培システムの自動化の実現可能性を検証します。この提携を通じて将来的には、当社が注力する果樹栽培分野において、トータルソリューションを提供できることをめざしています。

2.Aurea社について

社名 Aurea Imaging(アウレアイメージング)
会社設立 2014年
所在地 ユトレヒト、オランダ
事業内容 ドローンやIoTセンサーで入手したデータにAIを組み合わせ、果樹園などにおける収量予測や土壌マップを作成するなどのサービスを提供

<ご参考:これまでに出資したスタートアップ企業>

社名 FarmX, Inc.(ファーム エックス 株式会社)
会社設立 2014年11月
所在地 米国カリフォルニア州
事業内容 灌漑自動化並びに作物の生育環境最適化、収量最大化のための一体型プラットフォームサービスの提供
社名 Abundant Robotics, Inc.(アバンダント ロボティクス株式会社)
会社設立 2016年
所在地 米国カリフォルニア州
事業内容 リンゴの自動収穫ロボット開発及び、収穫作業請負サービス
社名 Advanced Farm Technologies, Inc.
会社設立 2018年
所在地 米国カリフォルニア州
事業内容 イチゴの自動収穫ロボット開発及び、収穫作業請負サービス

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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