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DBO方式による浄水場等整備事業及び市内水道全施設の運転管理事業に参画 「岡山県備前市・坂根浄水場及び三石第一加圧ポンプ場整備事業」に関する契約を締結

2020年4月7日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一)、株式会社クボタ建設(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:荒川範行)、クボタ環境サービス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三谷博徳)(以下「当社グループ」)を含む民間企業グループは、この度、岡山県備前市との間で、「坂根浄水場及び三石第一加圧ポンプ場整備事業」(以下、「本事業」)に関する契約を締結しましたので、お知らせします。

1.本事業の概要

事業名 坂根浄水場及び三石第一加圧ポンプ場整備事業
事業内容 坂根浄水場及び三石第一加圧ポンプ場の設計・建設及び、両機場を加えた市内の全水道施設等の運転管理
事業期間 2020年3月~2026年3月
【設計・建設期間】2020年3月~2023年6月
【運転管理期間】2020年4月~2026年3月
事業方式 DBO方式(Design Build Operate)
施設能力 計画浄水量:19,400m3/日(坂根浄水場)
計画最大送水量:7,400m3/日(三石第一加圧ポンプ場)
契約金額 約30億円(税込)
構成員 株式会社クボタ(代表企業)、株式会社クボタ建設、東備建設株式会社、備商株式会社、東芝インフラシステムズ株式会社、株式会社NJS、クボタ環境サービス株式会社

2.本事業の背景

  • 本事業は備前市が、老朽化が進む坂根浄水場及び三石第一加圧ポンプ場の更新整備に加えて、クリプトスポリジウム*等への対策強化のため、坂根浄水場に紫外線処理施設を導入するとともに、運営する水道施設等(飲料水供給施設、簡易給水施設含む)の運転管理を一つの事業として発注したものです。
  • 本事業はPFI法(Private Finance Initiative:民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律)の趣旨に準じたDBO(Design Build Operate:設計、建設、運転管理一括発注)方式を採用した事業です。
  • 民間事業者の技術力やノウハウを最大限に活用し、安全でおいしい水を長期にわたり安定的に供給するとともに、市水道事業の安定的、効率的な運営の実現が期待されています。
  • クリプトスポリジウムとは、耐塩素性病原生物の一種で飲料水等を介してクリプトスポリジウム症を発症させ 人体に悪影響を及ぼす可能性があるものです。

3.本事業の特徴と当社グループの役割

  • 紫外線処理施設の導入を含む水道施設のDBO方式の事業としては、本事業が日本初となります。
  • 本事業の整備対象である坂根浄水場は備前市の90%の地域をカバーする重要な水道施設です。また、運転管理の対象となる水道施設は、市街地から中山間部・離島に至るまで広く分布しており、その浄水処理方式も膜ろ過方式から紫外線処理方式まで多岐にわたる等、本事業は重要性が高く、多様性に富んだ事業です。
  • 当社グループでは、浄水場及び加圧ポンプ場の土木・建築及び機械設備の設計・製作・建設工事及び、市水道施設の運転維持管理業務を担います。
  • 浄水場や管路に関する知見や技術を多く有し、「水」分野で多岐にわたる事業を手掛ける企業の強みを活かし、本事業を通じて安心な暮らしを守り、未来へつなぐ地域に寄り添った水道事業の実現に努めてまいります

4.今後の展開

  • 昨今、浄水場や管路の整備をはじめとした上水市場だけではなく、下水・雨水排水と重要なインフラ施設の整備・運転維持管理において、民間活力の導入が進められています。
  • 当社グループは、上水から下水まで様々な製品・技術・サービスを通じてカバーできる水総合メーカーです。総合力を生かした水環境ソリューションで、今後もPFIやDBO等を通じた水インフラの持続・発展に貢献してまいります。
  • 坂根浄水場完成イメージ

  • 三石第一加圧ポンプ場完成イメージ

本件に関するお問合せ先

水環境ソリューション開発部 (TEL.03-3245-3128)

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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