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業界初!自動運転農機「アグリロボ田植機NW8SA」を発売 トラクタ・コンバインとともに自動運転による農業一貫体系の実現へ

2020年1月15日
株式会社クボタ

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、業界初の自動運転農機「アグリロボ田植機NW8SA」を発売します。田植え作業の省人化と作業効率向上に貢献します。

  • アグリロボ田植機「NW8SA」

1.開発のねらい

  • 国内農業は高齢化に伴う離農や農地委託、経営効率化のための農地集積等により営農規模の拡大が進んでいます。その状況の中、担い手農家は人手不足への対応や作業効率の向上、省力化などの課題の解決が急務となっています。
  • 当社はこれまでGPS搭載農機「ファームパイロット(Farm Pilot)」シリーズの製品ラインナップを拡充してきました。この度、業界初となる自動運転が可能な田植機、「アグリロボ田植機NW8SA」を発売します。田植えにはオペレータに加えて苗の補給などをサポートする補助者が必要ですが、自動運転機能によって田植え作業の省人化と作業効率改善を実現します。
  • アグリロボ田植機の登場により、すでに販売しているトラクタ・コンバインとともに、稲作の主要な農機3機種で自動運転が可能となります。自動運転農機による一貫作業体系の実現に向けて、今後もICTやロボット農機の開発を推進し、日本農業の課題解決に努めてまいります。

2.製品の概要

(1)製品名

ファームパイロットシリーズ
型式名 税抜価格
アグリロボ田植機 NW8SA-PF-A(ディーゼル 8条式 無人仕様) 6,250,000円
アグリロボ田植機 NW8SA-PF-OP(ディーゼル 8条式 有人仕様) 5,750,000円
  • 多様なニーズに対応するために有人仕様も同時発売します

(2)発売

2020年10月を予定

3.製品の特長

(1)自動運転機能(無人仕様)

監視者がほ場周辺にいる状態で、旋回も含めて自動で田植え作業を行う機能です。最初にほ場の最外周を有人で走行してほ場マップを生成します。その後、ほ場マップに従って田植機が走行経路を自動計算、無人で田植え作業を行います。一般的に田植えは、田植機のオペレータと苗補給などを担当する補助者がペアとなって作業しますが、田植機の運転を自動化することで省人化や、作業効率の向上を図ることができます。

<省人化の例>

オペレータが不要になり、作業人数の省人を可能にする。

<作業効率向上の例>

向かい合う二面のほ場で通常機と無人機を同時に作業させ、補助者が無人機の監視者を兼ねることで作業時間短縮を可能にする。

*ほ場の最外周に植え付けする際には、安全性を考慮してオペレータが搭乗した上で自動運転します

(2)安心サポート機能

無人仕様は、超音波ソナーを前方・側方・後方に合計8個装備し、ほ場への侵入者や障害物を検知すると自動で停止します。また有人仕様、無人仕様ともにボイスアラームを搭載し、注意ポイントを音声でお知らせします。操作方法も音声でガイドするので操作に不慣れな方でも安心して使用できます。

(3)可変施肥機能

KSAS*を利用することで、ほ場のどこにどれだけの肥料が必要かを可視化する施肥マップを作成することができます。このメッシュ状の詳細な施肥マップと田植機を連動させることで、最適な量を施肥することが可能になります。これにより稲の生育のバラつきを抑え、食味と収量の安定を図ることができます。

  • クボタスマートアグリシステム(KSAS)はクボタが提供する、ICTを利用した営農・サービス支援システム

(4)各種ICTサービスとの連携

機械の位置情報や稼働情報履歴、部品交換のタイミングをスマートフォンで把握できるサービス「MY農機」を利用することができます。またほ場及び作付計画を登録すると、モバイル端末の操作なしに自動で作業日誌が作成できる「KSAS営農コース」を利用することができます。

製品に関するお問合せ先

株式会社クボタ 農機国内営業部 製品企画グループ (TEL.06-6648-3938)

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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