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下水・排水処理向け『高効率型二軸スクリュープレス脱水機』が「第42回優秀環境装置表彰事業 経済産業大臣賞」を受賞

2016年6月21日

株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区 代表取締役社長:木股昌俊)は、一般社団法人日本産業機械工業会が主催した「第42回優秀環境装置表彰事業」において、経済産業大臣賞を受賞しました。
受賞対象となった『高効率型二軸スクリュープレス脱水機』は、下水処理場等から発生する汚泥を脱水して減容化する装置であり、本装置の「独創性」、「脱水性能」、「経済性」、「将来性」が評価されたものと考えています。
今後も環境に配慮した製品・サービスを通じて、快適な生活環境の創造に貢献してまいります。

受賞製品の特徴

1.独創性

従来1本だったスクリュー軸を縦に2本配置し、スクリューを互いに逆回転させることで中央部に汚泥を巻き込むようにして脱水します。1軸式では難しかった羽根の裏面側にある汚泥にも圧力を与えられます。
また、内部の汚泥が強制的にほぐされ、汚泥がスクリュー羽根に張り付き排出されない「供回り現象」を防止し、安定した脱水運転が可能です。

2.脱水性能

従来機よりも脱水汚泥含水率が2ポイント以上低下、脱水汚泥発生量を10%程度抑制できます。

  • 下水消化汚泥の場合

3.経済性

従来機*よりも軽量で設置スペースは約16%削減、また従来と同等の低消費電力で消費動力を増加させません。
また、従来機と比較した場合、イニシャルコストで約15%、ランニングコストで約8%のコスト削減が図れ、二酸化炭素排出量も約11%削減でき環境負荷も低減できます。

  • 比較対象は、計画日最大汚水量10,000m3/日の下水処理場を想定

4.将来性

下水汚泥脱水機に求められる高い脱水性能と低消費電力、コスト縮減が可能な市場ニーズにマッチした将来性の高い脱水機であり、国内下水分野のみならず、民間排水分野や海外の下水処理分野などへの適用拡大が期待されます。

  • <外観写真> *側面防臭カバーを取り外した状態

  • <構造図>

<ご参考>優秀環境装置表彰事業について

概 要 環境保全技術の研究・開発ならびに優秀な環境装置(システム)の普及促進を図ることを目的として、1974年(昭和49年)より実施しており今年度で42回目を迎える。
地球環境保全に資する環境装置であって、販売開始後10年以内、かつ実機として6ヶ月以上稼働している装置が対象となる。
賞の種類 (1) 経済産業大臣賞
(2) 経済産業省 産業技術環境局長賞
(3) 中小企業庁長官賞
(4) 一般社団法人日本産業機械工業会会長賞
主 催 一般社団法人 日本産業機械工業会
後 援 経済産業省
製品に関するお問い合わせ先

水処理システム営業部 (TEL.03-3245-3337)

以上

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承下さい。

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