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エンジン

世界の産業発展を支え、環境保全に貢献するエンジン

クボタは明治に創業し、鋳鉄管の製造技術を活かしてエンジン開発に着手すると、大正には農工用小型エンジンを発表。昭和に入ってディーゼルエンジンを手掛けるなど、いつの時代もニーズに応える製品を世に送り出し、業界をリードしてきました。今日、環境・エネルギー問題への意識の高まりに伴い、市場の要望は世界的に多様化しています。積み重ねた高度な技術を礎に、クボタは産業用小型汎用エンジンのグローバルリーダーとして、理想的なエンジンの未来を目指します。

環境と技術が理想的に調和する、つぎのエンジン品質へ

明治創業のクボタは、水道用鋳鉄管の製造で培った技術を活用して、エンジン開発に着手。昭和に入って業界初のディーゼルエンジンを実現するなど、戦後の日本農業の機械化と共に歩み、時代や市場のニーズに適した製品を生み出してきました。そして、いまや小型産業用ディーゼルにおいて、世界トップクラスのシェアを誇るメーカーに成長。昨今では、小型軽量化・省エネルギー・環境規制準拠など、エンジンに対する要望は非常に多様化しています。クボタは長い歴史の中で磨き上げた技術とノウハウをもって、このニーズに応え、世界の産業発展と環境保全に貢献していきます。

設計・製造の両面からクリーンなディーゼルエンジン

ディーゼルエンジンの世界では未来に照準を当て、エンジン本体の改良のみならず、排ガス規制対応技術にも重点を置いた高レベルな開発競争が展開されています。その背景には、環境保全の目的で1970年代半ばに始まった乗用車向けエンジンの規制と同様、産業用ディーゼルエンジンについても排ガス規制強化の目が向けられ、米国カリフォルニア州で「CARB ULG排気ガス規制」が導入された経緯があります。クボタは規制導入に先駆け、エンジンメーカーとして世界で初めて認証を取得しました。

日本の近代農業を発展させたトラクタの“心臓部”

戦後の復興から成長の過程で、天候不順による世界的な食糧不足の傾向を受け、日本においても農政が見直されました。それにより全国に農機ブームが到来。「『歩く農業』から『乗る農業』へ」と言われた近代農業への変革は、トラクタ(超小型4輪駆動トラクタ・ブルトラB6000、小型本格トラクタL1500など)とコンバイン(2条刈コンバインHX55、4条刈コンバインHT120など)の普及で進みます。その背景には、製品の“心臓部”を構成する、クボタクオリティの優れたエンジン開発がありました。

鋳物と機械製造技術から生まれたクボタエンジン

クボタエンジンの歴史のはじまりは1922年まで遡ります。当時、農工用の石油発動機の需要が高まっていました。元々、鋳物から始まり、さまざまな機械も製造していたクボタは、その技術と設備を活かし、国産発動機の製造を開始。その後、さまざまな分野におけるエンジンを開発し、今日の成長を遂げました。

ユーザー一人ひとりの要望に応える、業界屈指の対応力

製品バリエーション約2,000種類という圧倒的な数字は、クボタエンジンが高度な技術力を駆使して、世界中のニーズに応えてきたことを示しています。かつて、ガソリンやLPG・天然ガス燃料のフォークリフトに自動車用ベースのエンジンが適用されていた先例から、ディーゼルをベースに同じサイズと信頼性を兼ね備えたガソリン・ガスエンジンを開発。スーパーミニからV3クラスまでの機種揃えを実現しました。ディーゼル、ガソリン、天然ガス、LPGと幅広い燃料対応と馬力帯で市場をリード。クボタは、あらゆるユーザーの要望に応えながら、たゆまぬ努力を積み重ねています。

ゼロ・エミッションエンジンを目指して

クボタエンジンは、機械・電子・化学・物理など各領域の専門家集団が開発に携わり、機械技術だけでは突破できない環境規制の壁を科学の力で越えてきました。ヨーロッパにおける排ガス規制は2019年からStage Vが施行され、さらに厳しくなる見込みです。また、今後より大規模な畑作市場に進出するため、トラクタに搭載する大型エンジンの研究開発も求められます。規制の厳格化や大型製品ゆえに発生する新たな課題についても、クボタならではのノウハウに科学技術を融合させることでクリアし、確かな動力の提供を実現します。

欧州の厳しい規制をクリアする環境性能

クボタの産業用エンジンは、クボタの農業機械や建設機械の“心臓部”、またそれ以外の多種多様な産業機械の動力源として、各国・各地で活躍しています。世界的な地球環境意識の高まりを受け、エンジンの排出ガス規制が強化されるなか、最も厳しい排出ガス規制Stage Vをクリアする高い水準の環境性能を常に維持し、世界の環境負荷低減に貢献。100馬力以下の産業用ディーゼルエンジンで世界トップシェアを獲得しています。売上高の半分以上を海外が占めており、エンジン性能だけでなく、環境性能においても、クボタエンジンは世界で高く評価されています。

Aixam社に小型自動車用エンジンをOEM提供

100馬力帯の小型産業用エンジン市場で世界トップシェアを誇り、そして多くのOEMへも供給しています。例えば、欧州のコンパクトカー市場を牽引するフランスのAIXAM(エクサム)社へのクボタエンジンの納入台数は、25万台を超えています。

製品情報

関連情報

グローバル事例(エンジン)

グローバルで確かな評価と信頼を得ているクボタの技術と製品の各国の事例をご紹介します。

サステナビリティ(環境分野での取り組み)

クボタは社会と産業基盤の整備を通じて、快適な生活環境の創造と保全に貢献し、持続可能な社会の実現をめざしています。